野伏ヶ岳雪洞泊
山域 両白山地 野伏ヶ岳(1674m)
日程 3/16-17
メンバー RI KT KY(記)
例年より遅い時期でしたが、雪洞泊で野伏ヶ岳に行ってきました。当初は定例山行としてメンバーも7名でしたが、蓋を開けてみれば、中堅メンバー3名のみの山行に。
この日は天気が良く、9時過ぎ着で白居神社の駐車場は満車。
雪不足で雪洞作れなかった時のためのテント道具等も担ぎ、ザックの重量は皆20kg超。
雪がなく地面が見えていますが、腐った雪のツボ足よりも地面の方が歩きやすい^^;
樹林帯に入って牧場跡地の森林限界を目指します。
和田牧場跡地に出ました。そして前方には青と白のコントラストで綺麗な野伏ヶ岳。
ここら辺は雪の踏み抜きがあり歩きにくかったです。
雪洞予定地に着き、ゾンデ棒で雪面を刺して掘れそうなところを探します。
やはり暖冬、時期的なものもあり、思っていたほど雪がなく、なんとか掘れそうなところで掘り始めます。
3人で交代しながら掘り進んで行きます。
なんとか形になったものの、いざ入ってみると傾斜があり快適性に欠ける感じ。
天井を高くしたかったのですが、雪洞の強度が下がりそうなので、あまり高さは上げれず。
SSさんから教わったトイレも作りましたが、気温高くすぐに壁が崩れてしまいます。使用した紙は当然持ち帰りです。何かとトイレにうるさいRIさんから幅が広すぎとクレームが。。。
雪洞、トイレを作り終え、労働の後のご褒美。雪で冷やしているのでキンキンに冷えています。
KTさんも雪山の宴会は手慣れたもので、サクッと宴会場を作ってくれました。
夕飯はすき焼きです。肉800g(260g/人)くらいでかなりのボリューム。久々にお腹いっぱいに肉を食べました。
肉以外の具材も野菜が豊富で、美味しく頂きました。締めはうどんと思いきや、裸祭りで有名な国府宮神社に奉納されていたという御利益のある鏡餅を頂きましたが、これがまた突いた餅という事でとてもおいしかったです。
寒くなってきたので、雪洞に移動して2次会。が、夕飯がかなりのボリュームで皆腹一杯で何もやる気が起きず。やる事もないので、寝る事に。ただ、やはり雪洞内は傾斜があって快適性がないため、雪洞泊初のRIさんには雪洞で寝てもらい、KT、KYはテントで寝ました。
翌日は4時半起床で朝食を食べて準備。天気は下り坂でしたが、野伏は初めてのRIさんのためにルートの確認も含め野伏山頂を目指して出発。が、私も久々でルートを間違えてしまい30分くらいロスしました^^;和田牧場跡地から湿地まではひたすら林道を進みます。湿地に突き当たったら湿地を右側から巻いてダイレクト尾根に突き上げます。
曇りのおかげか雪もまあまあ締まっていて歩きにくくもなく。
ひたすらダイレクト尾根を詰めて行きます。
頑張っておじさん3人で無事登頂しました!
晴れていれば青と白のコントラストで綺麗な白山が見えるのですが。。。
他のパーティーの方が持参していた映えるオブジェを撮らせて頂きました(^^)
天気は雨。晴れていれば下山も景色が楽しめるルートなのですが残念ながら良い景色は見れず
下山後は他の登山者が踏み抜かないように雪洞を解体します。
KTさんのゴアのウエアがびしょ濡れ。ゴアもきちんと洗濯しましょう^^;
解体中屋根の厚みが結構あったことがわかり、もう少し天井上げられたことに少し後悔。
解体終了して下山します。
この時もまだ雨が降っており、無の境地でひたすら歩みを進めます。
時期的なものもありますが、雪がない。今後野伏ヶ岳で雪洞泊するには2月の中旬から下旬でないと出来なくなるかもしれません。
KTさんの林道のショートカットのおかげで1時間くらいで下山しました。びしょ濡れの道具を車に積見込み、満天の湯と道の駅白山に寄りあゆ料理を堪能して帰路につきました。
雪洞はテントを持たず軽量化、また、ビバークとしても使える技術なのでぜひ身につけて欲しい技術の一つです。機会あればやって身につけて頂きたいと思います。
企画してくれたRIさん、美味しいすき焼きを担ぎ上げてくれたKTさんありがとうございました。