アイゼントレーニング:教育部

山域:鈴鹿

日程:12月21日

メンバー:I.R、I.S、M.S

教育部のアイゼントレーニングに行ってきました。

今季のアイゼントレーニング参加者にアイゼンを初めて履くメンバーがいなかったため、少しレベルを上げて御在所岳へ行ってきました。

登りは一ノ谷新道、下りは中道登山道です。

今回の講師はM.Aさんでしたが体調不良のため、急遽I.Rさんに講師をお願いしました。

一ノ谷新道へ

鈴鹿スカイラインが冬季閉鎖したのと、御在所岳にあまり雪がないためなのか中道登山道近くの駐車場へ到着すると、駐車していたのは5台ほどでした。

途中からアイゼンを装着するので、スパッツを装着するなど準備をして一ノ谷新道へと向かいました。

一ノ谷新道登山口に一棟貸しのオシャレな小屋が出来ていました。

ちなみに、中道登山道登山口から一ノ谷新道へ向かうルートの橋は落ちていたので、一ノ谷新道へは道路を歩いて登山口へ行きます。

登り始めて1時間は体を温めるのと、ルートファインディングの練習も兼ねてまずはノーアイゼンで登りました。

アイゼントレーニング開始

一ノ谷新道を登り始めて約1時間。

体も慣れてきたところで、アイゼンを装着しました。

机上でも勉強したとおり、雪山では低体温症を防ぐためにもアイゼンを素早く装着が出来なければなりません。

なので、5分タイマーをかけて装着しました。

全員、5分以内にアイゼンを装着することが出来ました。

ここから先は講師のI.Rさんが先頭で歩き、足の置き方・アイゼンの爪のかけ方・体重の乗せ方の見本を見せてもらいながら登りました。

見晴し台

途中には見晴し台なるものがあったので、雪で滑って落ちてしまわないよう気を付けながら見晴し台へ上がって景色を楽しみました。

岩はアイゼンの前爪でひっかけて登る

岩はアイゼンの前爪2本でひっかけて登ります。

岩場のある山では雪と岩のミックス状態になるためにアイゼンの前爪で登らなければならないので、とても大切な練習です。

まだ南山でアイゼントレーニングの経験をしていないM.Sさんですが、冬の八ヶ岳を目指しているので積極的に前爪で引っかけて岩を登る練習をしていました。

無事、山頂到着

ケガをすることなく、無事に山頂部へ到着しました。

アイゼンを外して、レストランへと向かいます。

そう・・・

御在所岳といえば、「カレーうどん」

ここのカレーうどんと言えば、以前I.Rさんがカレーうどんを食べた後に「眠くなっちゃったからロープウェイで下りよう」と、ロープウェイ下山をさせてしまった『人を堕落させる危険な食べ物』

はたして、今回もロープウェイという誘惑に惑わされるのか・・・

魅惑な食べ物、カレーうどん

頑張って登ったご褒美に、I.Rさんにカレーうどんをご馳走してもらいました。

カレーうどん後のデザートもちゃっかり添えて。

とても美味しかったです。

そして案の定、I.Rさん「眠くなっちゃったなぁ・・・」

何で下山したのか!?

眠気と戦いながら、ロープウェイ乗り場に後ろ髪を引かれながら中道登山道へとなんとか向かうことが出来ました。

下山もアイゼンを装着して、アイゼントレーニング再開です。

アイゼントレーニング再開

アイゼンを装着して、ひっかけて転んだりしないよう慎重に下山です。

最初は恐々と歩いていたM.Sさんですが、次第にアイゼンに慣れてきたのか途中からはスムーズに歩いていました。

中道登山道はクサリのある岩場が連続する登山道なので、しっかりとアイゼンの爪に乗り込む練習が出来たかなと感じました。

血が点在

7合目は雪で登山道は白くなっていたのですが、誰かが吐き出したであろう血のようなものが点在していました。

ところどころ岩にも雪が付いていたので、滑って転んで顔を打った人がいたのかなと思います。

独特な世界観を持っているI.Rさんいわく・・・

「歯槽膿漏の人がここで歯を磨いたんだ」

とか・・・。

キレット

中道登山道の見どころのひとつ、キレット。

登るルートを確認して、アイゼンを装着しているので慎重に登っていきます。

キレットは比較的、手や足を掛けるところはたくさんあるのでスムーズに問題なく無事に登りました。

キレットを登りきったM.Sさんの表情は疲れ切ったような、安堵したような何とも言えない表情をしていました(表情を見せられないのが残念)。

キレットを登りきったら、ここでアイゼントレーニングの終了です。

ここからはアイゼンを外して、下山しました。

小噺

今回の教育部のアイゼントレーニングは、講師の交代・メンバーのキャンセルによりとても寂しい感じになったので、アイゼントレーニングをしたいであろうメンバーに直前でこっそりと声を掛けたのですが・・・

「街に行って買い物したいから、その日はやめとく」

「寒いから嫌っ!」

・・・うーん、人を集めるのは難しいですね。

まとめ

今回の教育部のアイゼントレーニングは、昨年よりも少しレベルを上げたトレーニングとなりました。

直前での講師の交代だったけど、快く引き受けてくれたI.Rさんありがとうございました。

そして、カレーうどんご馳走様です。

スキー場の方には少し雪が付いていたので、そこで滑落停止の練習をやれたらやりたかったとのことでしたが、メンバー一同カレーうどんを食べたら下山をすることしか頭になくなっていたので、やはり人を堕落させる魔の食べ物でした。

今年はあつたにたくさんのメンバーが加わったので、来年雪山デビューしたい人はアイゼントレーニングはこんな感じだよっていう参考にしてください。