松山越え 船着山から舟着山へ

日程 2025年7月21日(月)

山域 舟着山(新城市)(427.2m)

メンバー TN(記)

念願の酒井忠次の松山越えに行ってきました。長篠戦い450年だからこそ、今いかねば、いつ行くんだ(今までサボってただけです)。

最近は、極力公共交通機関で登る掟を己に課しているため、今回もJR飯田線三河東郷駅からのアプローチです。

未踏の吉川〜松山峠間を登ろうとすると、吉川までのバスは土日祝日運休のため、そこで三河東郷駅から車道を歩いて吉川バス停まで行くのも芸が無い気がして、一度塩沢側から舟着山に登頂して反対側の吉川に降りて、吉川バス停から松山越えに挑んだら面白かろうと、机上では面白くても、現実は吉川バス停着の時点でかなり後悔しており、タクシー呼んで帰ろうかと悪魔が囁きましたが、チャンスがある時に行かねば、いつ行くんだ、と根性入れて登ってきました。

起点の吉川バス停。ここに自販機があって本当に助かりました。自販機が無ければタクシー呼んで帰ろうかと思いました。
いろはカルタの「よ」。ここから松山越えの実質スタート。
目的地の松山峠。誰もいない。結局この日はすれ違った登山者0人。

登って思ったのが、松山越えはYAMAPやヤマレコで、「楽しい」とか「面白い」とか皆さん報告してますが、正直行って登って楽しい登山道ではありません。特に上部の沢部分が荒れていて、初心者はよっぽど道なき道を行きたい方か、戦国時代に興味がある方意外にはお勧めは出来ないなあと思いました。

祝!山名変更 船着山➔舟着山

国土地理院地地形図の山名表記が、「船着山」から「舟着山」に改定されました。地元舟着地区もきっと喜んでいることでしょう。

船着山改め舟着山山頂。

ただし、山の呼び方は地域によって様々で一つではないので、あまり単体の山名にこだわらなくても良いのではないでしょうか。エベレストもチョモランマやサガルマータなどの地元の呼び名があることが後から判明してますし、甲斐駒ヶ岳も地元長谷村の悲願であった「東駒ヶ岳」の山頂標識が昨年復活しました。「甲斐駒ヶ岳」か「東駒ヶ岳」か、「木曽駒ヶ岳」か「西駒ヶ岳」か、国土地理院地地形図の山名表記も、両名併記でいいんじゃないか、と思うのでした。

恐らく部活朝練であろうジャージ姿の高校生アベックがJR飯田線東新町駅で連れ立って下車していくのを見送ったとき、世間一般は夏休みなんだと実感しました。アオハルだなあ。以上ジジイの独り言でした。