滑る山へ 宇連山南尾根~滝尾根
日時 2025.10.12(日)
山域 宇連山(南尾根〜宇連山〜滝尾根)
メンバー YI(CL)、KF、TN(記)
今回はYIさんが行きたいと希望していた宇連山に行ってきました。宇連山と言えば、毎年トレランの大会が開催されるトレラン界隈では有名な山。当日も、登山者よりもトレランのトレーニングで走り回っているランナーが多かったですね。前日の雨のせいで、濡れた岩は滑る、木の梯子は滑る、鉄の階段は滑る、木の根っ子は滑る(受験生の皆さん、すみません)、と、宇連山みたいな岩の山では雨が降ると登山の難易度がワンランク上がって苦労しましたが、そんな登山道のコンディションが悪い状態でもトレイルランナー達はましらのように飛ぶように走り去っていくのでした。人間技ではない。
















ヤッホーポイント

南尾根は、核心部の楽しい箇所は前半で終わってしまい、国体尾根分岐あたりから先は、宇連山までの長い登山道をひたすら忍耐。






宇連山山頂に到達。



復路は、YIさん御希望の滝尾根を下山。この雨降り後の滝尾根がまた曲者で、登山者が歩いた後の岩は白い後が白くなるものが、現れる岩が悉く苔がついた緑一色で、とこに足置いても滑るのには往生しました。嘗て木の階段を支えていたであろう鉄の棒が結構あって下手に滑って鉄棒がお尻な穴に刺さったらと思うと気が気でありません。滝尾根下部はシダが登山道を塞いて足元が見にくいうえに、次々に現れる急坂、滑る階段状の道、滑る木の根っ子、滑る緑一色の岩、全てが滑る滑る・・・滝尾根って、こんな厳しい道だったっけ?






苦闘の末にYIさんが来たかったと言う滝尾根展望台に到着。

滝尾根展望台からも更に下りは続く。亀石の滝と下石の滝分岐から、下石の滝方面に下って行くが、階段や橋が一部新しくなっていたりして、それなりに登山道は手が入っている感じがしましたが、もう少し道標があってもいいかな。




下石の滝に到着。この夏は雨が少なかったせいか、木が茂ったのか、以前はもう少し滝が見えた気がします。

下石の滝からは、渡渉が一箇所と、涸れた沢を渡る箇所が一箇所ありますが、岩も階段も木橋も相変わらず滑る滑る。林道に出るまで気が抜けません。しかも、相変わらず道標、標識の類が少ないです。もう少し何とかならんかなあ。






この日は、前日の雨のせいか湿度が高く、曇りの癖に気温も高く、持っていった2リットルの水も、林道に出た段階で飲み干して、TN的にはモリトピア愛知に着くまで自販機は無いものと諦めていましたが、諦めないYIさんは、林道途中のレストハウスで見事エイド(と言っても清涼飲料水の自販機です)を見つけ出したのでした。こんな林道の奥まで自販機のメンテに来てくれているAsahi飲料さん、ありがとう!