青森ツアー2024〜八甲田山は霧の中、怖くなかった恐山

日程:2024/9/18-9/20
山域:奥羽山脈
山名:八甲田山
メンバー:KS、NM(記)、会員外SM

久々に青森県に行って来ました。
今回の目的は、
①KSさん、SMさん初めての八甲田山、岩木山に登る
②怖くて行けなかった恐山に行ってみる
③美味しいもの食べて、温泉でまったりする

1日めはFDAで県営名古屋空港から青森空港へ。
青森現地集合のSMさんと3人、レンタカーで9/14に一部登山ルートが解禁になったばかりの八甲田山へ向かいました。

今回は楽々登山を目指し、ロープウェイで山頂駅へ

まずはゆるゆる遊歩道を歩いて赤倉岳に向かいます。目指す大岳はまだ霧の中

急坂を一気に登ります。
この先の分岐、八甲田温泉方面へのルートはまだ解禁になっていませんでした。(2024/9/21解禁予定)

高度が上がったらだんだん霧が晴れて、目指す大岳が見えて来ました。

眼下に広がる八甲田山域の風景。草紅葉の毛無岱(けなしたい)がいい感じ

爆裂火口の際を歩きます。気は心というけど、頼りなげな手すりでもあるとちょっと安心。

赤倉岳山頂到着。また少しガスってきました。

井戸岳を過ぎ、荒れ荒れの斜面をこれでもかというくらい下って、、、

ようやく八甲田山避難小屋に着いた頃には、NMの足はヨレヨレ、、、というか、この前の北アルプスで痛めた足が完全に回復していなかったため小屋で留守番を決め、二人は大岳山頂を目指します。

無事に山頂ゲット! でも、ガスガスで視界ゼロだったので滞在2分で即下山だったそうな。

その頃、NMは快適な避難小屋でまったり過ごしていました。
小屋は3階建て、男女別のトイレ、冬季入口ありです。

降りて来た2人と合流し、先ほど上から眺めた毛無岱をかすめ

熊対策でしっかり仮払いしていただいた宮様ルートを歩いて帰りました。

下山後、後藤房之助伍長の像が立つ銅像茶屋へ。八甲田山は2回目だけど、ここへは初めて立ち寄りました。
この辺りで悲劇の大量遭難が起きたのは明治35年のこと。手を合わせ、八甲田山を後にしました。

2日目は観光の一日。仏ヶ浦、大間と回って、極上の海鮮丼をいただき、旅のもう一つの目的、恐山へ

一度は行きたいと思いながら、ちょっと怖い気持ちもあり、なかなか行けなかった恐山菩提寺。
今回は頼もしい同行者2名がいるので、えいやっと行ってみました。

境内なのに、熊注意の地獄地帯へ

確かに、あちこちから噴煙が上がって硫黄臭いし、やたら風車は回ってるし、〇〇地獄とか書いてあっておどろおどろ感は否めないけど、意外や怖くなかった。

美しい白砂の浄土ヶ浜と宇曽利湖(うそりこ)の向こうには、端正な山容の大尽山(おおづくしやま)。地獄の先は極楽浄土という美しいところでした。

こちらも楽しみにしていた恐山の温泉。恐山菩提寺の入場料700円を払えば、温泉は無料で入れます。
男湯、女湯が日替わりになっているようです。

浴室内はこんな感じ。入浴シーンは門外不出ということで。

3日目は、寒立馬(かんだちめ)という野生の馬がいる尻屋崎へ。
残念ながら数年前に観光客と接触事故があり、馬たちは今は放牧場で大切に管理されているようで、岬では会えませんでした。でも、広々した景色に癒され、ホントに遠目だけど林の中にいる馬たちを見られてよかったです。

3日目は岩木山を予定していたけれど、残念ながら岩木山の天候は雨。この日も観光に切り替え、ずっと会いたかった「あきた犬」を訪ねて青森県立美術館へ

シメは温湯(ぬるゆ)温泉でまったりし

「津軽伝承館」で津軽の文化に触れ、今回のお山3割、観光7割の楽しい青森の旅は終わったのでした。

<オマケ>
青森県は熊の住むところ。
八甲田山も熊被害があって数ヶ月閉山していました。
でも、もともと熊は山にいるものだし、じょうずに人間と熊が共存していけたらいいなぁと願うばかりです。(道路を走ると、あちこちにこんな案内があってちょっと緊張)