南伊豆トレイル~セクションハイク~入間-雲見
山域:南伊豆
ルート:入間~妻良~雲見(オートキャンプ場花沢)
日程:5月3-5日
メンバー:I.S、M.S
ゴールデンウイークを利用して、南伊豆のロングトレイルを歩いてきました。
このルートは全行程50km。
今回は入間から雲見にあるキャンプ場までのセクションハイクです。
ロード歩きがあるものの、初日が21km(実質12km・軽トラ9km)、2日目が17km。
なかなか歩きごたえがありました。
途中、魔法のカードを使用する(軽トラに乗せてもらう)というハプニング?もあり、とても楽しいトレイルでした。
写真の大半が海の景色なので、なるべく間違えないように順を追って・・・
我々のただただ、楽しい思い出を書いただけの日記ですがロングトレイルに興味がある人はぜひぜひ参考にしてください。
入間のキャンプ場
初日は今回のスタート地点である入間にあるキャンプ場で、バンガロー泊をしました。
途中、景色を楽しんだりスーパーで買い出しをして、次の日からのトレイルに備えて早めに就寝をしました。




入間から雲見まで
7時、入間のキャンプ場から入間の駐車場へ車を移動させて、ここからスタートです。
ちなみに入間浜の駐車場は夏の間は有料のようですが、この時期は無料でした。
駐車場にはトイレがあり、利用することが出来ました。
歩き始める前に荷物の重さを測ってみると、二人とも13-14kgと歩荷トレのような重さでスタートです。




トレイルは滑りやすかった
伊豆の山の土質なのでしょうか。
前々日の大雨の影響なのだろうか。
トレイル中は土がどろどろで乾きが悪く、滑りやすかったので気を使いながら歩きました。
ひたすら登って下って・・・の繰り返しで、景色が見えたかと思えばまた下まで下ってすぐに急登があり・・・と、飴と鞭が交互に出てくるドM登山者が震えて喜ぶトレイルでした。
ちなみに、残念ながら我々は喜びよりかはただただ、足に疲労が溜まっていくばかりでしたが・・・。


千畳敷

最初のポイントでもある、千畳敷。
トレイルからは少し外れるのですが、圧巻なので見に行って正解。
舗装道路もあったので、おそらくは観光でも見に行けるのだと思います(調べていないので、気になる人は調べてみてね)。




富戸ノ浜

千畳敷から約1時間15分で、富戸ノ浜に到着です。
ここまでのルートは樹林帯を行くのですが、土はドロドロのぬたぬたな上にルートも分かりづらく、地図を見ながら転ばないように歩きました。
ドロドロな樹林帯を登る(鞭)と、そこには海の景色が広がって(飴)おり、景色が見えてくれば海岸へと下りて行く飽きさせないドMロードはまだまだ続きます。




富戸ノ浜でも今の時期はテントを張ることはたぶん可能ですが、トイレや水場はありません。
ちなみにここ富戸ノ浜はたくさんのゴミが落ちて?流れ着いて?おり、とても汚い海岸でした。

ゴミをよーく見てみると、中国語のようなものが書いてあるゴミが多かったのが印象的です。

吉田海岸

吉田海岸までの道も、当然ながら急登と切り開いた景色の飴と鞭でした。
なので、荷物が重いこともあり私たちの足は少しずつ疲労でやられていきます。
この吉田海岸は計画の段階で宿泊地の候補として考えていましたが、この辺りには水場がないことと冬の間はトイレの水が流れなかったというログをチェックしていたので、今回はここでの宿泊は諦めました。
今回トイレを使用させて頂きましたが、トイレの水は流れました。
ただし、トイレの水道には「飲み水ではありません」との表記があったので、ここで宿泊をする場合には水を担ぐ必要がありそうです。

吉田の町からトレイルへ、そして妻良


吉田海岸から吉田の町へと行き、またトレイルへと入って行きました。
ここから妻良までのルートが今回のトレイルで一番キツかったです。
ひたすら樹林帯内をアップダウンを繰り返し、途中にはジャングルコースと呼ばれる土はドロドロでルートも非常に分かりにくい箇所があり、一気に体力を奪われました。




最後は急登が続いたかと思ったら急に林道が出現し、これがトレイルの終了です。

この林道を抜けると、妻良の町に出ました。


妻良の町に到着すると、そこにはなんと食堂が。
お腹空いたねってなことで、妻良の食堂でご飯を頂きました(二人とも疲れていたので、写真なし)。
ご飯後のあの病気が登場か・・・
あつたにはご飯を食べた後に眠くなっちゃってやる気全般がなくなるI.Rさんという先輩がいるのですが(通称:I病)、まさかまさかの我々後輩にもその現象が出てきます。
米物価高騰のこのご時世に米がたくさん入った親子丼を食べたM.Sさんと、コシがありツルツルで冷たくて美味しいざるうどんを食べたI.S。
I.S「・・・眠くなってきちゃった」
M.S「・・・バス、乗りますか」
I.S「あ、でもバス停までまた戻らないといけないよ~」
M.S「・・・えー(足が限界)」
てなことで、ここでお助けカードを使いました。
お助けカードで無事キャンプ場到着
お助けカードは大きな声では言えませんが、キャンプ場からお迎えをしてもらいました。
道路交通法に引っかかるか否かは微妙なので、ここではどんな車でとは言いませんが、ご想像にお任せします。

予約した段階で、キャンプ場のオーナーより「もし大変だったら途中まで迎えに行くよ」と神のお言葉を頂いていたので、そのカードを使用させてもらいました。
翌日このルートを歩いて妻良まで戻ってきたのですが、車がガンガン走るロード歩き3時間だったので、お助けカードがあって良かったなって思います。
キャンプ場では安全を期してテントをレンタルしていたのですが、そのテントがすでに設営してくれていました。
テントで寝たい気持ちをぐっと堪えて、今回の目的でもあるツェルト泊を決行します。


ご飯はせっかく準備をして頂いたテントで頂きました。
今回の食担はM.Sさん。
担々麵と芋サラダ。



とても美味しかったのですが、妻良の食堂で食べたばかりというのもあり食べきれず・・・
ご飯を食べたら、次の日も朝が早いので早々と就寝しました。

最終日
最終日は朝6時にスタート。
この日は雲見から入間までロード歩きをして、名古屋まで帰宅をしなければならないので早めにスタートです。
予定では高通山に登る予定でしたが、本日は17kmのロード歩きが待っているため体力と時間を考えて高通山はやめました。


ちなみに、前日に魔法のカードという美味しい蜜を知ってしまった我々。
バス停が見つかると、乗れるバスがないか見てみるもまさかまさかの1日に1本。笑

諦めて、歩くこととしました。
ただ、歩くことで見つけられるものもありロード歩きは悪いばかりではありません。
国道136号はマーガレットラインと言われるだけあり、道路沿いにはマーガレットが咲いていました。


子浦に到着すると、海街があり民宿をいくつか見つけたり地元の方と挨拶をしたり、海辺に下りて海に触れたりとトレイルを楽しみました。


子浦からは海を見ながら道路沿い歩きをしました。
トンネルをいくつかこえると、妻良に到着です。


ちなみに妻良には公共のトイレがあります。
ここのトイレは綺麗でした。

魔法のカードを使いたいM.Sさん
妻良に到着すると、バス停があり本数が多い。
バスが来るまで2時間。
M.Sさん「この喫茶店でお茶をしてバスを待ちましょうか?」
・・・どうにも、昨日からバスに乗りたがるM.Sさん。
Googleマップで妻良から入間まで検索すると徒歩1時間43分。
さらに、入間までのバスはなくてバスは吉祥で下車をしなければならず結局そこから入間まで30分ほど歩かないといけない。
バスを待っているよりも、歩いた方がはやく入間に着けるのは一目瞭然。
てなことで入間まで歩くことを選択しました。
結果的には車に乗っていたら見えなかった景色が見えたりして、ロード歩きもそれはそれで楽しめました。




まとめ
南伊豆トレイルセクションハイクは大半がロード歩きとなりましたが、これはこれでとても楽しかったかなと思います。
1日目は12km+魔法のカード(軽トラ)9km。
2日目は17kmのロード歩き。
荷物の重量がお互い13kg越えだったので、足と肩に疲労が溜まりました。
記もロングで歩くのは久しぶりだったので、とても疲れました。
歩き切った達成感は大きく、そのあとの名古屋までの運転は大変地獄でしたが。
この時期の南伊豆はハイカーか釣り人しかいないので、静かな伊豆を楽しむことが出来ました。
初めてロング歩きをしたM.Sさん。
楽しかったようで、またロングトレイルをしたいとのことだったので今度はどこのトレイルに行こう。
南伊豆トレイル、興味のある人はぜひ行ってみてください。
