いざ奈良へ日本三大山城を攻める 高取山
日程 2025年12月13日(土)
山域 高取山(奈良県高市郡高取町)〜キトラ古墳・高松塚古墳・天武天皇・持統天皇陵(明日香村)
メンバー TN(CL・記)、NS
奈良県の高取山(高取城址)に行って来ました。さすがに日本三大山城の一つだけあって石垣に圧倒されました。「山と渓谷」2025年12月号「全国駅からハイキング」に高取山のガイドが掲載されたためか登山者で大賑わいでした。
大概のガイドブックには、近鉄壺阪山駅から時計回りに登っています。これが正規のルートだと思われますが、実は壷阪寺までバスで行き、半時計回りに登るのが登りが短くて楽です、が、時計回りで登って来る登山者を見ると、反則してるみたいな罪悪感がありました。
往路は近鉄アーバンライナーで大和八木駅へ。それから近鉄を乗り継ぎ、橿原神宮前駅から吉野行に乗って壺阪山駅へ。吉野って、近いんだ。
壷阪寺
西国三十三箇所の一つ第六番札所の壷阪寺は、大宝三年(703)開基の古刹。近鉄壺阪山駅からのバスは老若男女で満杯でした。眼病封じに霊験有り。拝観料800円にビビったのと、今日は先を急ぐため拝観しませんでしたが、次回は(次回があれば)お詣りしたいものです。


高取山(高取城址)
高取城は、岡山備中松山城、岐阜岩村城と並ぶ三大山城。建物は失われたものの、本丸や二の丸跡の壮大な石垣がほぼ完全な形で残っています。特に桝形虎口がこれだけ保存されていることに感動しました。山の山頂に、こんな大規模な石垣が残っていることに感動しました。まるで名古屋城の石垣を見ているかのような大迫力でした。この山城の石垣を実見すれば、日頃我々攻城隊に対する「またあの人達、山城だって」「石垣を見て何が面白いんだか」という冷たい視線を少しは払拭できるのではないかと思っております。

今日は、皆さんが会事務所の装備点検をやっている日に、山に行っていて申し訳無い。お詫びに、晴天の山城の絶景をお送りします。










明日香村
今回、壷阪寺の開基が大宝三年(703)、持統天皇火葬が同じく大宝三年(703)であることに符丁を感じまして(白状しますと、壷阪寺ホームぺージからインスパイアされました)、ついでに奈良まで来たのだから、高取山から明日香まで繋いでしまえ、と、いつもの悪い癖が出てしまい、壷阪寺〜高取山〜キトラ古墳〜高松塚古墳〜持統天皇陵を繋いでみたいと密かに思い立ちましたが、歩いて繋ぐのは普通はしないよな、と半分後悔するほど大変で、観光客が電動アシスト付きのレンタサイクルで坂道を悠々と走って行くのを横目に、ひたすら徒歩で行脚したのでした。こんなことをやっているので、参加を敬遠されるんだろうな、という自覚はあります。












壷阪寺と壺阪山駅、明日香村と飛鳥駅。この漢字の使い分けも、何があるのでしょう。復路は1年ぶりに近鉄の特急ひのとり、に乗って少し贅沢をしてしまいました。
おまけ
















