■行ってきました

野伏ヶ岳 雪訓編 2011.3.23 usagi
種別 個人山行  目的 雪上技術(滑落停止・雪洞・ビバーク・山スキー技術他)
山域 両白山地  山名 野伏ヶ岳
日程 2011年3月5日(土)〜6日(日) 天候 晴れ/曇り
メンバー CL/SS  TT  YE NM  計 4名

行程 3/5 清州東IC6:00===白鳥IC===白山中居駐車場8:15
        駐車場8:37---和田山牧場10:50 → 雪洞(泊)
    3/6 和多田山牧場7:20---ダイレクト尾根取り付き8:30---野伏ヶ岳10:20---
        和田山牧場12:20/12:50---白山中居駐車場14:30===白鳥IC===清州東IC16:30

山スキー2名、ツボ足2名の混成チームで奥美濃の野伏ヶ岳に行ってきました。
清州東IC近くのSさんの職場集合、車1台に乗り合わせて東海北陸道で白鳥ICまで。石徹白スキー場のさらに先の道路はけっこう真っ白。登山口になる白山中居駐車場はかなりの台数でうまっていました。
早々に準備をして出発。スキー組は駐車場からシールをつけたスキーを履きました。

本日のテン場、和田山牧場までは雪の林道をひたすら歩いていきます。

林道から林間の道に分岐してからは、ちょっと坂が急になりました。冬山テント泊装備なので、みんなけっこうな重さのザックです。
お天気はピーカン。すっかり汗だくになりました。

駐車場を出て、2時間ほどでようやく和田山牧場に到着。


真っ白に輝く野伏ヶ岳のきれいなこと!


和田山牧場に着き、雪洞を掘る場所を探していたら、すぐそばに懐かしい顔を発見!
わたしたちの雪洞のすぐそばに、元会員のN夫妻がりっぱなイグルーで囲ったテントを張っていました。


そう、今回の山行の目的は何と言っても雪上訓練。
雪量はまずだいじょうぶ、もし雪洞掘れなかったらビバークねと、駐車場にテントはデポ。
なんとしても雪洞を掘らないと、今夜の快適なネグラはありません。


ということで、Sさんの指導のもと、メンバー4人で力をあわせ、雪洞を掘りました。


雪と格闘すること3時間余り。そろそろだいじょうぶだろうと、SさんのOKが出て・・・


広さ3畳間ほどの、りっぱな雪洞ができあがりました。できたての雪洞の前で記念撮影★(Sさんは撮影)


雪洞ができ、ちょっと休憩したら今度は雪訓。
ちょっと急な斜面に移動して、Sさん指導のもと、雪上での確保技術の実技。
Tさん、なかなかの落ちっぷりです。


スノーバーの支点やスタンディング・アックスビレイでは、なぜカツンと止めてはいけないかの説明。
そもそもそんなに丈夫でない支点で急に止めれば、自分まで持っていかれてしまうからってことですね。
エイト環 の大きいほうの輪にロープを通しておいて、流しながら上手に止める。
これは何度も練習しないと・・・(今回は、講義と実演のみ)

その次は、ビーコン捜索の実技。
ビーコンチェックのあと、雪の中に実際に埋めて、みんなで捜す練習をしました。
今回はTさんが講師。県連の氷雪技術講習会で学んできたことを、みんなにていねいに教えてくれました。

全員でかわるがわる埋めたり、捜したり、けっこう頑張りました。


ビーコン操作練習中!向こうに見えるイグルーはNさん夫妻のもの。もうすでに宴会中のふたり。
いいにおいに、ついついお腹がグーって鳴ります。

ようやく日も傾き、本日の雪訓は終了。
すっかり準備のできた雪洞に戻ります。

雪洞で泊まるのは、usagiは3回目。
冬はテントよりも、本当に快適な雪洞です。
遭難した時の緊急避難のためにも、ぜひ他の会員さんたちにも経験してもらいたいなと思います。
今回の食担はusagi。雪洞といえば、定番メニューの海鮮キムチ鍋。こんな山奥の雪の中で、なんとも贅沢で、あたたまって、すっかり満足♪
お隣のN夫妻も訪れてくれて、楽しい宴会でした。

翌日は、いよいよ野伏ヶ岳。
食後は早めに寝る準備をして、さっさと就寝です。
  


 ★野伏ヶ岳 ダイレクト尾根編へつづく・・・