経ヶ岳（コイノコ）：冬の始まり

2024年12月24日 2024年12月24日

あつた勤労者山岳会投稿者

日程：2024/12/1（日帰り）
山域：中央アルプス
山名：北沢山・コイノコ（経ヶ岳）
行程：権兵衛峠登山口→松ノ木平（アンテナピーク）→北沢山→コイノコ（往復）
目的：古い記憶の確認

「経ヶ岳の山頂はこんな感じだったかなぁ～」同行者の登山アプリ・山頂リサーチ時のそんな発言から始まりました。
中央アルプスの経ヶ岳（北沢山・コイノコ）へ行ってきました。（個人山行：ｓ、会員外）
経ヶ岳の山頂は、今は展望がよいですが、以前は木におおわれて展望はない山だったそうです。
また、今回のルートではなく、仲仙寺からの長い尾根コースがメインルートでした。
と、言うことで今回は山頂の展望を確かめるため、ルート上の展望も期待できる権兵衛峠登山口から山行を計画しました。
このルートは、７月に山岳会でも展望がよいルートとして企画されましたが雨で中止となったところでした。

前日と前々日が雪が降り積雪となり、雪山初心者のSがいるので目的は果たせないが、山頂は目指さずに安全に登れるところまで行こうということにしました。
駐車場手前のカーブが凍っていて車が上ることができず、その手前で止めて、チェーンスパイクをつけて駐車場にある登山口まで登りました。
駐車場まで上がれた車は４台しかなく、そのほかの６台くらいの車は私たちと同様にカーブの手前に駐車していました。
登山口からしばらくは雪があったりなかったりでしたが、今回初めてのチェーンスパイクでの登山だったので練習（感覚の確認）もかねてそのまま登り始めました。
登山者の方の多くは上りは何もつけずに、下りは北沢山までチェーンスパイクを付けている方が多かったです。
登山道はとてもきれいに整備されており、所々で展望・休憩箇所があり、特に南アルプスは雲もなくきれいに見ることができました。雲がなければ、木曽駒方面、御岳、乗鞍、北アルプスもよく見えるそうです。
駐車場までの旧国道が次の日から閉鎖だったので、普段整備に携わっている方も登ってきてみえて、７月中旬くらいには「ささゆり」がきれいに咲くので、ぜひ見に来てくださいと言われました。今年は駐車場になんと１２０台の車が来て急遽駐車場周辺の草を刈りそこに止めてもらったそうです。
この日の経ヶ岳の山頂にはずっと雲がかぶり、登頂しても展望はないだろうということ、コイノコや北沢山からの展望がとてもよかったこと、そして少しだけコイノコから先も進みましたが、くるぶしよりだいぶ上まで雪が積もっていたこともあり、コイノコと北沢山の展望をゆっくり楽しみながら下山することにしました。
初めての雪山ハイクは、雪質にも恵まれて楽しむことができました。