恵那山の魅力を再発見した1日
日時:2020/11/3
山域:中央アルプス
山名:恵那山(2191m)
メンバー:MT、新人MB、NM(記)
良く晴れた文化の日、4年ぶりに広河原から恵那山に登って来ました。
この日は、恵那山初めての二人をご案内です。
広河原登山口の駐車場に車を止めて歩き始めます。
ここから登山口までは林道を30分弱。いつもならちょっと退屈な林道歩きだけれど、青空に映える紅葉に思わず声があがります。
この橋を渡るところから登山開始です。
川を渡ってからはやや急登。順調に標高を稼いでいきます。
この日はこの辺りの紅葉が一番きれいでした。
広河原登山口から山頂までは3.1km。300mごとに標識があり、10/10になったら山頂。とってもわかりやすい。
カラマツの黄葉もすてきでした。風に吹かれて、ハラハラ金の針のような葉を落していきます。深まりつつある秋を感じながら歩きます。
カラマツ林を抜け、刈り払いして頂いた笹地帯を登って行くと、楽しみにしていた展望地に出ました。
この日は真っ白に雪を頂いた南アルプスまでしっかり見えました。
登山道に岩が出てくるとそろそろ山頂稜線も近い。あとひと登り。
計画していたコースタイムよりも1時間早く山頂に到着!
かの有名な、登っても景色がまったく見えない展望台
ちなみに、展望台から下を眺めるとこんな感じ。
時間があったので、避難小屋までいってみることにしました。
恵那山初めてのMBさんは避難小屋にも興味深々。
「ここでかつてわたしの大切な友人たちが、お泊りおでんパーティーをしたんだよ。中には薪ストーブもあってね。でもその時、わたしは参加できなくて今だに心残りだわ。」などと要らぬ説明もしたりして。
わたしは4回目の恵那山だけど、今回はこの小屋裏ビューポイントから景色を眺めるのも目的のひとつ。(実は今まで知らなかった)
よっこらしょと岩に登ると、そこには目の前に南アルプスがどーん。見事なパノラマが広がっていました。下の写真、よくよく見ると真ん中あたりに富士山も写ってます。
恵那山は地味で、山頂から景色も見えないしつまらん山だ…なんていう人は、この山の良さをまだ知らないんだねー(気の毒に)と思う。
恵那山最高点の標識は、避難小屋からさらに少し神坂コースに進んだところにあります。神坂コースからは2回登っているのでこの前を通ったはずだけど、その頃はまだ標識ついてなかったのかな??
(今回はMTさんとMBさんが確認してきてくれました)
下りも時間がかかるので、名残惜しいけれど山頂を後に来た道を戻ります。
さっきまでいた山頂が、もうあんなに遠くになりました。
この日は1日中ずっと青空が広がっていました。
実はこの前日に1日中雨が降って、広河原コースの登山道の一部はぬかるんで泥んこ。滑って転ばないように慎重に下ったので、下山にけっこう時間がかかり、駐車場に着いた時には16時を過ぎていました。
きれいな紅葉と景色を眺め、いい汗をかいて一日楽しく歩き、誰もケガすることもなく無事に行って来られたことに感謝。
ありがとう、恵那山。今日も楽しかったよ。