愛知の130山 村積山 桜婆〜丹坂八幡宮コース
日程:2021/5/8
山域:三河(岡崎)
山名:村積山(257.0m)
メンバー:NM(記)、Yさん(会員外)
村積山の達人Yさんにご案内いただき、村積山の桜婆〜丹坂八幡宮コースを歩いてきました。
この日は奥山田の魚釣り池近くの駐車場で待ち合わせました。
奥殿陣屋からのコースとは違い、こちらは車道歩きからスタートです。
10分ほどで大きな楠のある、通称「くすのき広場」に到着。ここから表参道(赤い鳥居のある道)で山頂に行けますが、この日は周回路を右手に進みます。
くすのき広場から15分ほど、反射板のある展望地経由で山頂に行く道と丹坂八幡宮の分岐に到着。ここは丹坂八幡宮方面へ。いよいよ初めて歩く道です。
ここからはわたしが先頭を歩かせていただきました。道標的なものはほとんどありませんが、しっかり歩かれた道なので踏み跡をよく見て、基本的に尾根道を進めば迷う感じではありません。
ちいさくアップダウンを繰り返し、20分ほどで桜婆と丹坂八幡宮の分岐につきました。ここは桜婆へと進みます。
たまにこんなケルンもありますが、踏み跡と地図とGPSを頼りに進みます。
落枝で通せんぼしてある場所、本来はここを右手に進みますが、この奥に三角点があるのでちょっと寄って行きます。
10mほど進んで4等三角点「丹坂」ゲットです。
三角点から登山道に戻り、ほどなく桜婆の登山口に到着しました。
「おかざきのむかしばなし〜桜婆」のモデルになった?かも知れない桜の古木がありました。
桜婆からは丹坂神社方面に進むのですが、ここでYさんが「シナアブラギリの開花を確認したい」とのことでちょっと寄り道。
Yさんの案内で、最近整備されたという登山道を少し進み、シナアブラギリの木に到着。双眼鏡を使って開花状況を確認しましたが、かなり高所のためよくわからず、足元に落花をいくつか見つけただけでした。
初めて見るシナノアブラギリはきれいな花でした。
本来の道に戻って、ここが丹坂八幡宮への分岐。うっかり通り過ぎるところでした。
丹坂八幡宮は、いかにも山里の神社という風情でいい感じです。
神社横の公園から、しっかりした踏み跡をたどって村積山に戻ります。
桜婆から丹坂八幡宮をぐるっと1周して山頂との分岐まで戻りました。ここから山頂に向かいます。
山頂から少し下ったところにある展望台でYさんお手製のお昼ご飯をごちそうになり、ゆっくり休憩してから本日のもうひとつの目的、地図にはあるけれど今では歩かれなくなった登山道の確認に行きます。
展望台から下ったトイレのある分岐、2万5千分の1の地図にある点線の入り口がここ。この辺りはまだしっかりした道の感じです。
入口には下部が土に埋もれてしまった石の標識がありました。この先にもいくかあるそうです。
歩き始めてすぐ、Yさんの顔見知りのワンコに出会いました。わたしたちが調査しようとしている登山道とは少し違う道から合流して来ました。この先は「ダニがいっぱいつくから行かない」とのこと。
その言葉に、Yさんが虫よけスプレーを思い出し、私の足元にもかけてくれました。確かに、ダニがいっぱいいそうな道です。
Yさんもこの点線の道を歩くのはずいぶん久しぶりとのこと。歩き始めこそしっかりした道でしたが、だんだん荒廃が進んだ感じになり、あと少しで尾根の末端になる竹藪から先で道がなくなったので、左手にうっすら見える踏み跡に進路を変えました。
竹藪から離れ、イノシシ避けの電線をまたいで農道に出ました。
近くの民家の人に尋ねたら、やはり地図の登山道はもう荒れ果てて通ることはできないとのこと。なぜ歩かれなくなったか理由はわかりませんが、歩かないと登山道はすぐに廃道になってしまうんだと納得。
最後に魚釣り池の周囲をぐるっと歩いて、本日の実りある調査山行は終了。
初めての道を歩き、地図の点線を確かめ、沢山の花々に出会った実り多い一日でした。
<この日出会った花々>
上から、エゴノキの落花、エゴノキ、シナアブラギリの雄花、キンラン、キツネアザミ、クサノオウ
※花の名前をいっぱい教えて下さってありがとうございました → Yさん
日々愛してやまない村積山の 登山記録ありがとございます。
お会いして2回目の 私を 村積山の達人と ご紹介頂き 恐縮です。
村積山は たくさんの素敵な達人達の 宝庫です。
達人の皆さんとの 出会いも 村積山の魅力です。
奥深い村積山の魅力 お楽しみください。
Y様
コメントありがとうございます。
村積山のさらなる魅力を教えていただき、本当にありがとうございました。
この山はまた、季節ごとに楽しみが違うと思います。
これから先も、きっと何度も訪れることでしょう。
また、お会いしましたらその時はよろしくお願いいたします。(^^)
5月3日。西方寺の鯉のぼりを見に行きがてら、奥殿陣屋へ。車は大渋滞。ようやく熊野神社に駐車して、西方寺へてくてく。さて今日は村の行事があったとかで、お寺に鯉のぼりは上がっていませんでした。残念、昨年は風に舞った見事な泳ぎっぷりでした。これが見たかったのさ~。さて桜婆から村積山へ。山に入ってルートに迷い、行ったり来たり。しかし誰にも会うことのない静かな静かな山でした。ついでながら、八幡宮は今回はパスしました。
コンドウヨシキ様
コメントありがとうございます。(超カメレスで申し訳ありません)
奥殿陣屋には何度も行っているのですが、近くの西方寺に鯉のぼりが上がる話は知りませんでした。
桜婆から村積山に行くルートは、これといった目印もなく、ただ稜線を外さないように踏み跡をたどるだけの道です。
村積山から桜婆に向かう方が分かりやすいかもしれません。丹坂神社との分岐に案内表示があります。
誰とも会わない静かな道ですよね。
300mに満たない低山で稜線歩きが楽しめる貴重な道だと思います。
季節になると、菅葵の群生が見られる秘密の花園でもあります。(場所はちょっと内緒)
またいつか、村積山の山中でお会いしましたら、よろしくお願いします。