七面山(1,982.4m)
日程:2015年11月28~29日
メンバー:CL/NM、HK
山系:身延山地
11月28日夜発で、身延の七面山に行ってきました。
七面山は身延山とともに法華経信仰の聖地と言われ、標高1700m辺りに敬慎院があり
七面大明神が祭られています。
今回は七面山から希望峰まで足を延ばし、下山は北登山道を予定したので歩行時間が10時間と長く、前日に登山口まで入り、5時半過ぎには歩き始めました。
歩くうちに夜が明けてきました。今日もいい天気のようです。
樹林の道ですが、この時期、葉を落とした樹間からは遠くの稜線がキレイに見えます。
よく整備された登山道(というよりは参道)は歩きやすく、要所に休憩処があるので安心です。
23丁目の休み処。「ところてん」いいなー。でも、まだ営業してません。
あれ? ルパン三世も来たの?
歩き始めて3時間ほどで和光門に到着。
鐘楼わきの水は凍っています。歩いているので寒くはないのですが、かなり気温は低めです。
吉祥門から広い敬慎院の境内に入りました。
本堂の前で祈りのポーズ
実はこの日、「身延山七面山修行走~この道を駆け抜けた者のみに、抜苦与楽への道を与えん」というトレイルランニングの大会が開催中で、この敬慎院もランナーたちのエイド場となっていて、ついさっき選手たちを迎える準備が整ったとのこと。
私たちは9時頃、先頭でここに到着した!ということで(もちろんジョーク)スタッフのみなさんに歓迎され、おぜんざいまでいただきました。(^^)v
敬慎院をあとにこの階段を登り、その先の随身門をくぐると。。。
この絶景!しばし見とれたあと、七面山山頂へ向かいます。
葉を落としたカラマツ林の間を気持ちよく進みます。
大崩壊地、ナナイタガレをこわごわ見下ろし、
山頂にはこんな方位版も設置されています。かつては好展望地だったのでしょう。
今はなにも見えない山頂です。
七面山を後に、稜線を進んで希望峰へ向かいます。
途中の木の枝には、サルオガセの衣がびっしり。不思議な雰囲気の森です。
七面山から30分程で喜望峰に到着。ここからは雪を頂いた南アルプスの展望が広がります。
この夏はあの稜線を歩いていたなぁと懐かしく眺めました。
喜望峰から七面山山頂、ナナイタガレと通過して
また、富士山ポイントに戻ってきました。
随身門からの富士山。一服の絵のようです。レース折り返し地点の三角コーンがちょっとお茶目。(笑)
階段の下では、スタッフのみなさんたちが参加選手たちにエールを送っていました。
さあ、わたしたちも選手たちに交じって、北登山道をくだりましょか。
敬慎院の50丁目から登山口の1丁目まで、約3時間かけて下ってきました。
さすが、選手たちは早いこと。あっという間に追い抜かれ、小さく見えなくなってしまいました。
※ちなみに、この日のロングコース(七面山越え36kmコース)の優勝者の記録は3:52:54!何とも想像のつかない速さです。(^^;
この日歩いたのは19.3km、標高差1663m、約9時間30分。私にとってはけっこうな修行の道。
今度、この山に来るときには、ぜひ敬慎院で泊まって、名物のロールケーキ布団で寝てみたいと思ったのでした。