六甲山全山縦走2015
六甲山(最高峰931.3m)
日程:2015年11月8日
メンバー:H単独
山系:六甲山系
5:13 須磨浦公園スタート→6:17栂尾山→6:42馬の背→8:11高取山→9:14鈴蘭台下水処理場→10:08菊水山10:18(小休止)→11:02鍋蓋山→11:48市ガ原→12:40学校林道分岐→13:21摩耶山13:48(大休止)→15:08記念碑台→15:36六甲ガーデンテラス→16:35一軒茶屋→19:30塩尾寺→20:00宝塚ゴール
11月8日、神戸で開かれる六甲山縦走大会に参加してきました。
六甲山縦走大会とは、西は須磨から、東は宝塚まで、六甲山系の尾根伝いにのびるハイキングコース、公称56Km、最高地点931.3メートルを、標準的なタイムで15時間ほどかけて歩く(走るのは禁止)大会です。チェックポイントが3か所設定されており、時間制限があります。
※以下、計画時(2015.11)の情報を添付します。個人の体力や、開催される時点で情報は変わりますのでご参考程度に。
チェックポイントを余裕を持って通過するため、たるみユースホステルに前泊し、タクシーで須磨浦公園へ向かいました。雨の中、4時前から受付に並びます。5時受付開始ですが、電車で来る始発組よりも早く出るとスタート直後のコースでの渋滞を回避できます。
旗振山を下り最初の高倉住宅地。アパートが立つ中を静かに通りすぎます。
栂尾山から見たスタート方面。向こうの旗振山から歩いてきました。その向こうは須磨の海です。
コース中、唯一の岩場、須磨アルプス、馬の背です。夜が明けて来ました。早くスタートできたからか、渋滞にはまらずにすみました。
前半は山と市街地の登り降りを繰り返します。市街地も電柱等に縦走路の案内板があるのですが、見落としやすいところがあります。初めての参加の場合は、六甲山全山縦走マップを持って下見が必須です。
【第一チェックポイント】<8時30分〜12時20分>
階段ばかりの急登を経て、息を切らしながら菊水山です。制限時間内 10時に着き、神戸の街並みを眺めながら、一息つきます。
市ガ原。この辺りは神戸の水源です。ここから新神戸駅へは、1時間くらいで歩けるのでエスケープルートの1つになります。トレーニングする場合、須磨浦→新神戸、新神戸→摩耶山以降で分割するやり方もできますね。
【第二チェックポイント】<12時〜15時50分>
かなり疲労してきたところで500mほどの標高差を登り、13時30分、摩耶山の掬星台に到着です。でも、ここで行程の半分という感じ。大きな登りはここで終わりなので、ここまでで体調に異常がなければ、あとはなんとかなるはずです。
季節のいい頃の夕暮れ時だと、神戸の夜景が一望できるデートスポットですが、今日は展望は真っ白で、大会関係者以外誰もいません。
地元の摩耶山を守る会がホットレモンをサービスしてくれます。3杯も飲んだので募金しておきました(^^;
ちなみに、別日の夜景はこんな感じ(^^)/
カップルがいっぱいです。
摩耶山の紅葉も終わりですね。ずっと断続的に雨が降っており、カッパを着ているので、歩いている間は寒さは気になりません。2015年の縦走大会は、11月8日と25日に開催されるのですが、後ろの日程だと一層、秋が深まるので防寒着が悩ましそうですね。さあ、トレーニングは半分ずつしかできなかったので、通しで歩くここからは未知の領域です。
大会用にこんな看板あり。チェックポイント以外にも道路を横断するところは、警備員さん、迷いやすい分岐も大会ボランティアの案内板があり、安心して歩けます。
雨がひどくなる中、舗装路を歩きます。この周辺は、六甲山ホテルや、六甲ガーデンテラスがあったりの観光スポットですが、我々は、似つかわしくないカッパを着て通過します。(^^;
【第三チェックポイント】<13時50分〜18時20分>
16時30分、最後の一軒茶屋チェックポイント。そろそろ日没です。ヘッデンの準備をしなくては。ここから先、山中に入ると宝塚まで歩ききるしかありません。
縦走路分岐点で舗装路から山中に入ってすぐは同じくらいのペースの参加者がまとまっているのですが、宝塚手前になってくるとばらけてきて、真っ暗な山の中、一人でヘッデンの明かりだけで歩きます。ヘッデンは、160ルーメン以上のできるだけ明かるいものを用意した方がいいですね。
山中の暗い中、大会運営の方々が迷い箇所、危険地帯に立ち、ランタンや発電機の灯火で照らしてくれています。
大都市のマラソン大会のように補給所があるわけでもなく、体調が悪いときも自己解決が基本です。でも、危険箇所ではしっかり見守っていてくれる絶妙の大会運営のように感じました。
20:00ちょうど、宝塚にゴールです。5:00から歩いてほぼ15時間の歩行時間でした。完走証明書と盾がもらえます。
宝塚温泉(21:00までなので注意!)に入り、まだゴールしてくる人がいる中、駅前の甲子園大学のボランティア部さんに豚汁のご接待もいただき、帰路につきました。大会運営に関わっていだだいた方々、ボランティアの皆さん、ありがとうございました。
大阪に単身赴任して、5か月経ちます。関西の山はまったく知りませんでしたが、六甲山をはじめ、生駒山系の生駒山、金剛山&ダイヤモンドトレイル、琵琶湖方面の高島トレイル、丹波の山々など比較的、電車やバスでアクセスしやすい低いけど親しまれている山が数多くあることが分かりました。次はダイヤモンドトレイルの縦走大会かな!