岩籠山~インディアン平原でそよ風に吹かれて
日程:2017/4/16
山名:岩籠山(いわごもりやま)765.2 m
山域:野坂山地(福井県敦賀市)
メンバー:CL/KM、TY、YH、NH、MY、YE、NM(記)
野坂岳、西方ヶ岳と並ぶ敦賀三山のひとつ、岩籠山に行ってきました。
金山駅南口6:30AMに待ち合せたら、ちょうど合宿トレーニング組と遭遇。彼らは鈴鹿の仙ヶ岳へ、私たちは敦賀へと向かいます。
北陸道を木之本ICで降りて国道8号線へ。市橋交差点を左に曲がると「岩篭山登山口」の看板がありました。
この先、JR北陸本線の高架をくぐり、車1台がやっと通れるくらいの舗装道路を800mほど行くと、トイレ、登山届ポストもある岩籠山登山口の駐車場に到着です。
この日のメンバーは7名。準備を整えて出発です。
最初はなんでもない登山道ですが、次第に道は沢沿いになり、ここから延々と徒渉の連続となりました。
最初のうちは数えていましたが、あまりに回数が多いのでそのうちわからなくなり・・・
最後の堰堤を越えたら、ほとんど沢登りの雰囲気
リーダーの予想通り、登山道に残雪も現れました。
地図で確認し、向こうに見える鞍部まで登り詰めれば、山頂稜線につくはずなんですが、ここがなかなかの急登でした。
稜線に上がってからは快適な尾根歩き。この坂をひと登りすれば・・・
三等三角点のある岩籠山山頂。
やや春霞はあるものの、眼下の敦賀市街と日本海、遠くの山々、360度のすばらしい展望です。
山頂をあとに、少し足を延ばしてインディアン平原を目指します。
名前の由来は不明ですが、なんとなく期待できる響きですね。
あそこに見えるのはクジラ岩! ね、何となくマッコウクジラに見えるでしょ?
インディアン平原に点在する奇岩たち。その向こうに、うっすら残雪の残る山々。
風はそよ風、吹かれてもちっとも寒くありません。笹原の広がるまことに気持ちのいい場所でした。
クジラ岩で遊ぶ人たち。
あんまり気持ち良すぎて立ち去りがたく、でも先も長いしと、ようやくあきらめてインディアン平原をあとにします。
この日は市橋登山口から山集落までの縦走コース。
いったん分岐まで戻ってから夕暮山を目指します。
ここが分岐。わたしたちは残雪を直登しましたが、巻道の登山道を市橋方面から登ると、この標識の所に出ます。
反射板を越え、夕暮山を過ぎ、知らぬ間に広場も通り越し、山集落目指してずんずん歩きます。
山集落への道はよく整備され、概ね歩きやすい道ですが、何ヶ所かはこうした急なところもあります。ロープも設置してありますので、滑らないように慎重に下ります。
こちらの登山道はなかなか花の多い道でした。下りが続き、だんだん足も痛くなってきましたが、キレイな花たちに癒されます。
道がだんだんなだらかになり、ずいぶん降りて来た感じがします。
堰堤をふたつ下ったらまた徒渉・・・と思いきや
最後はちゃんとした橋を渡って
動物除けの柵を通って終了。この辺りにはくくり罠も仕掛けてあるとのことなので、気を付けてくださいね。
山集落に下ったら、ここも春の花の盛りでした。
最後は、「山バス停」でタクシーを呼んで、市橋登山口に置いた車を回収に行きました。
※この日歩いたGPS軌跡です。距離:10.3km 標高差:690m 行動時間:5時間58分
市橋登山口からの道は、沢を何度も徒渉します。雪解け水の時期や雨上がりの後などは増水して滑りやすく危険です。また、私たちは稜線鞍部手前を直登しましたが、テープを探して右手に進めば標識のある分岐に出ます。(黄緑の線)残雪期でなければ、こちらの道をお進み下さい。
山頂で出会った地元の方は、駄口登山口からのコースをお勧めしてくださいました。