ジョウゴ沢、三叉峰ルンゼ~石尊稜上部岩壁継続登攀、小同心クラック

日程:2017/12/29-31
山名:横岳、硫黄岳
山域:八ヶ岳
メンバー:CL/SB,KF(記)

どうも、あつた労山のジミー・チンことKFです!
今回はSBさんと年末山行ということで、辛めの山行を計画し、
八ヶ岳でアイス、アルパインクライミングを満喫してきました~

29日はジョウゴ沢

30日は三叉峰ルンゼ~石尊稜継続登攀

31日は小同心クラックに登りました!

12月29日
美濃戸まで車で入って出発!1時間短縮できた!
DSCN7561

小同心、大同心を望む・・・・
これから行く小同心クラックも見えて、『あそこに登るのか、自分に登れるのか・・・』期待と不安がこみあげます。

DSCN7562

初日はアイスキャンディーの予定でしたが、持参したシングルダブル兼用ロープの径が0.3mm足りなかったため、使用できず。
仕方なく、計画書に書いてある予備案でジョウゴ沢へ行くことにしました。
DSCN7563

F1、ここは低いし、ねてるのでフリーで。
DSCN7564

F2は私がリード。ねてる滝なのでちょろいものです。
DSCN7567

乙女の滝。バーチカルですね~ぜひSBさんに登っていただきたい!(無茶振り
DSCN7568

乙女の滝からしばらく行くとナイアガラの滝。
5~7Mほど、北海道仕込みのアイス技術でサクッとSBさんがリード。さすがです!
DSCN7569

カレー屋(赤岳鉱泉)に戻ってきました!
ここのパンジャブカレーは最高にうまいですよね!
DSCN7570

夜はステーキ屋になるとの事で、テント泊でしたが夕食は小屋で(笑)
山屋をダメにする小屋ですね!(誉め言葉です。
DSCN7573

テントに戻って。ガソリンストーブが暖かい。
DSCN7574

12月30日
2日目は裏同心ルンゼ~小同心クラック継続登攀の予定でしたが、前日の予報で31日のほうが風が弱く好条件との事だったため、30日と31日の日程を入れ替え、
三叉峰ルンゼ~石尊稜上部岩壁継続登攀に切り替えました!
まずは三叉峰ルンゼへのアプローチ。沢が入り組んでてアプローチが大変!
DSCN7577

何とか到着!
F1が埋まっているので、いきなり三叉峰ルンゼ核心部のF2からスタートです!
ここは自分がリード!ジョウゴ沢F2に続いてここもリードで行かせてもらいました!

実は到着時、これがF1で核心部のF2はもっと先にあるだろうと思っていたのですが、この滝を登るとナメ滝が連続し、あとから確認したところF1は既に埋まっているとの事でした。つまり、これ、自分が核心部リードしちゃったんすよね。(一回テンションもらってレストさせてもらいましたが(;´・ω・) SBさん、フォローありがとうございます。次は最低でもアックステンションで登り切りたい・・・
DSCN7578
F2を下から。
DSCN7579

支点構築中SBさん
DSCN7580

右俣、左俣の出合いです。ここの左俣の滝(上手を見て右の滝)を登ります。
DSCN7584

左俣F8の滝。
この滝を登ると上部にチョックストン(CS)があり、CSの左を登ると雪田。そこでスタンディングアックスビレイでフォローを確保しました。
DSCN7585

雪田の左岸のルンゼをを詰めると石尊稜に出れます。
DSCN7589
石尊稜雪稜にて。これで三叉峰ルンゼは終わり、石尊稜の上部岩壁に向かいます。
DSCN7590

石尊稜上部岩壁の取り付き点より。こんな雪稜をのぼってきました。

DSCN7593

石尊稜上部岩壁1P目Ⅲ級の終了点より、上部の写真です。2P目はここの草付きを左に上がって岩稜をつめました。
DSCN7596

岩稜を詰め終わると石尊峰にでます!お疲れ様です!
DSCN7598

長い闘いでした・・・・
DSCN7599 DSCN7600

テントをでて、途中、渋滞等に巻き込まれながら7時間の激闘でしたが、無事登り切ることができてよかった・・・
とりあえず目標の1個目の登攀は無事完了!
DSCN7603

八ヶ岳の稜線が赤く染まります。
DSCN7605
夜、天気予報を念のため確認すると、前日の予報が打って変わり、31日午後から雪予報。
仕方がないので、裏同心からの継続登攀はあきらめ、大同心稜を詰めて小同心クラックに取り付く計画に変更しました。

 

12月31日
最終日、起きると高曇り。予報通りか少しいい感じ。これがいつまで持つか・・・・
出発の準備に自分が手間取ってしまってただでさえ時間がないのに出発時間を遅らせてしまった。
申訳ない気持ちになりながら出発。
大同心稜を詰めて小同心へアプローチ。時間短縮を狙います。
DSCN7608

小同心基部手前より。もうここまで来たので、覚悟を決めて取り付く。
実際基部から小同心クラックを望むと思っていたより難しくなさそうなことがわかり、1P目は自分がリードで、最大の核心部となる2P目はSBさんがリードで上がりました。

DSCN7610

2P目終了点より。Ⅳ級の1P目、2P目が終わってホッと一息。
DSCN7611

0.5P分のⅢ級は自分がリードして登攀終了。そうしているうちに風が出て生きて南側よりガスがわいてきたので、小同心の頭は巻いて一般道から下山しました。DSCN7612

無事、カレー屋(赤岳鉱泉)まで戻ってきました!
DSCN7613

今回の年末山行。八ヶ岳のアイス、アルパインルートをおなか一杯になるまで満喫することができました。
おいしいカレーとステーキにもあり付くことができ。また、リードをたくさんさせてもらって個人的に2周りくらい成長させて持った山行となりました。
この後合宿も控えていますが、今回の登攀で自信をつけることができたこと。またミスもいくつかあったので、それらを修正して合宿にむけ、調整していきたいですね!では!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です