燕岳:冬合宿のトレーニング
by:s,shimamura
日程:11月23日(金)夜発~25日(日)
目的:雪上歩行&テント泊の技術向上
メンバー:Y,K Y,K S,S
11月に入ってから、日本海の海水温が例年より高い為に日本海付近で低気圧が異常に発達し、日本列島を通過後、強い冬型になることが度々あった。初冬の頃とは言え、山は既に真冬の頃の積雪量に近づいているようだ。今回、燕岳に冬合宿に備えたトレーニングに行くと聞いて同行させてもらうことにした。初冬の北アルプスに入るのは久しぶりでとても楽しみにしていたのだが、当初は天候が微妙でひょっとしたら厳しい冬山の洗礼に曝されるかもと心配していた。しかし、メンバーの日頃の行いが良いのか天候も雪の状態もこの時期としては最高のコンディションに恵まれた。感謝!感謝!!
1日目:登山口⇒第一ベンチ : 登山口からしばらく歩くと雪道になったが、アイゼンは第一ベンチから装着した。
合戦小屋⇒合戦沢の頭 : 積雪量はこの時期としては多めだが、登山者が多くトレースがしっかりしているので快適に登れた。
合戦尾根⇒燕山荘 : 風も弱く青空が広がってきたので、とても良いコンデションである。しかし、重い冬のテント泊装備は此処からが一番きつく感じられる。Y,K(男性)さんは共同装備を沢山持つているので20kg近い、とても良いトレーニングだ・・・・・。
3人とも喘ぎながらようやく燕山荘に到着、左奥に雲を巻上げる槍ヶ岳が凛々しい。
燕山荘近くの南東斜面を整地してテントを設営する。冬テンの事前準備不足で設営状態はNGだが、冬合宿までの課題としてもらった。
2日目:御来光と同時にモルゲンロートに染まる合戦尾根と富士山(中央)
テント場⇒燕岳 : これ以上は望むことができない好天の中、燕岳に向かう。
燕岳の頂上は、登山者で溢れていました。
後ろ髪をひかれながら燕岳と燕山荘を後にし、帰路に着く。
天候に恵まれ過ぎたと言う贅沢な違和感が残りますが、「雪上歩行とテント泊に慣れる。」と言うトレーニングの目標は、十分達成できたのではないかと感じています。合宿迄、まだ幾つか課題はありますがさらにトレーニングに励んで下さい。お疲れ様でした。