アイゼントレーニング:御在所岳

日程:11月19日(土)日帰り

山名:御在所岳

山域:鈴鹿山脈

メンバー:CL/Y.K(他3名)

1月に行われる赤岳合宿に向けて、アイゼントレーニングを行ってきました。

当初の予定では土曜日はテント装備を担いで歩荷トレ、日向小屋でテント泊して日曜日はアイゼンを付けて登る予定でした。

日曜日は雨の予報がとれず、日帰りでアイゼンを付けて御在所岳へ登るアイゼントレーニングです。

下山後は、日向小屋のテントスペースをお借りして雪山を想定したテントの立て方の練習を行いました。

裏道登山道から中道登山道へ

CLのY.Kさんが以前に日向小屋を利用したこともあり、日向小屋専用の駐車場に車を停めさせてもらいました。

日向小屋を通り過ぎて、裏道登山道へと入っていきます。

2か所ほど橋を渡ると、中道登山道への分岐が出てきます。

今回は、岩の登山道をアイゼンで登ることが目的なので中道登山道へ向かいます。

裏道登山道から中道登山道へ抜ける道は、人があまり通らないこともあり分かりにくい場所もありましたが大人気な御在所岳で静かな山歩きが出来る道なのと、里山らしい雰囲気がとても素敵なルートでした。

途中には切り開かれた場所があり、頭上にはロープウェイが走っているので景色とロープウェイを楽しむことが出来ます。

負ばれ岩

3合目の分岐からしばらく歩くと、写真スポットのひとつ「負ばれ岩」が出てきました。

久しぶりの中道登山道ですが、この岩は相変わらず迫力があります。

5合目でアイゼンを装着

5合目からはアイゼンを装着して登ります。

雪山では素早く装着できるように、でも外れないように正しく装着できるようにY.Kさんに確認をしてもらいながら確実に装着をしました。

アイゼンが確実に装着されていることを確認したあとは、アイゼンでの歩き方と注意点をY.Kさんよりしっかりと教えて頂きゆっくりと歩いていきます。

難所のキレット

中道登山道には6合目にキレットと呼ばれる難所があります。

ここの通過がアイゼンを装着した私たちの難所でもありました。

アイゼンがなければ問題なく下りることが出来るメンバーもアイゼンを装着していることで難易度が一気に上がります。

ただし、リーダーのY.Kさんの判断で安全を期して自信がないメンバーはここでアイゼンを外すようにとの指示。

あつた山岳会いちのビビリI.Sは当然ここでアイゼンを外しましたが、A.TさんとK.Bさんは男気を見せてアイゼン装着した状態でキレットを慎重かつ無事に通過しました。

キレットを無事に下りたあとは、またアイゼンを装着して山頂を目指します。

8合目のクサリ場

鉄のハシゴを登ると、8合目になります。

8合目には岩場をトラバースする、クサリ場があります。

ここも危険があるので、Y.Kさんの判断で自信がない人はアイゼンを外すようにとの指示がありました。

当然I.Sは迷わずアイゼンを外します。

クサリ場の写真はありませんが、アイゼンを付けた状態だとかなり難しさが上がります。

鉄のハシゴを登るとここは8合目
写真を撮ってあげる皆のお父さん(A.Tさん)

ちゃちゃっとご飯を食べたら裏道登山道で下山

山頂に到着したら、天気がいいので広場でちゃちゃっとご飯を食べてまったりしたら裏道登山道で下山です。

国見峠でまたアイゼンを装着して、下山しました。

下山は下山で、足の置き方に気を付けないと足をひねってしまうので慎重に下山していきました。

あつた山岳会いちバランス感覚がないI.Sは下山で足の置き方を間違えて、思いっきり転びました。

アイゼンを付けて歩く時は要注意です。

下山後、日向小屋でテントを立てる練習

無事に下山をしたら、日向小屋のテント場でテントを張る練習をさせてもらいました。

雪山でテントを張る想定で、Y.Kさんの指示のもとテントを張りました。

雪山では竹ペグを張るので、ミュールノットがスムーズに出来るように皆でしっかりと練習をしました。

素敵な親父さんが経営している日向小屋
Y.Kさんにミュールノットを教えてもらう
ミュールノットを練習してみる

最後に

今回は1月にある雪山合宿に向けた、アイゼントレーニングを行いました。

雪のない登山道をアイゼンを付けて歩くことが初めてだったので、足の置き方や岩の登り方ひとつひとつがとても勉強になりました。

Y.Kさんに教えてもらったミュールノットが現地でスムーズに出来るよう、家で練習をして復習をしたいと思います。

Y.Kさんありがとうございました。

Y.Kさんが持っている知識をもっとたくさん私たち新人にぜひ、教えてください。