久しぶりの雪の赤岳
日程:2020年2月23日~24日
山域:八ヶ岳
山名:赤岳
メンバー CL:KM、HU、US
今年の冬のシーズン前、ふと雪の赤岳に登ったのはいつだったかなと思い返しました。調べてみたら12年前に行ったきりでした。60歳を?年過ぎた身には無理かなとおもいつつ、時には緊張を強いられる山行もやらなければとHUさんに声を掛けたら是非行きたいとの返事をいただき、昨年入会してめきめきと頭角を現しているUSさんを誘い計画をすすめました。
駐車した美濃戸口から1時間で美濃戸山荘に着きます。美濃戸口からすぐに急な下り坂がありそこは日が当たらず凍結しているので、会員のMさんから借りたスパイクチェーンを初めて使ったら楽に歩けました。名古屋に帰ったら買おうと心に決めました。
その日は赤岳山荘までの行程。雪のある山に登山者が集まっているのか、山荘の宿泊者は多かったです。夕食はお約束のステーキ。最近は食事が豪華な山小屋としてテレビで紹介されています。
気を引き締めて登るべきとわかっていながら「文三郎道から稜線に出て風が強かったら引き返そうか」「岩稜帯通過が自信を持てなかったら引き返そうか」とネガティブなことばかり考えながら就寝。翌朝は、快晴、無風。とにかく行けるところまでガンバロウと心に決めました。
行者小屋でヘルメット装着します。赤いヤッケがUSさん。
横岳方面の眺めです。荒々しい稜線に氷が張り付いているように見えます。
文三郎道を登ります。数日前に雪がかなり降り、いやらしい金網の階段は雪で覆われ、締まっているのでアイゼンがしっかり効きます。いつも風が吹いている中岳のコルも風もなく、よしっ!山頂まで頑張るぞ、と自分を励まします。
緊張を強いられる岩場も難なく通過して、山頂に到着。360度の展望です。横岳から硫黄岳方面の眺めです。
頂上山荘から山頂方面です。
下山時、中岳のコル手前で振り返った時の眺めです。
行者小屋に戻りました。次々と下山してくる登山者の表情が晴れ晴れとしているように感じました。右手の樹氷の木が青空に映えてきれいでした。
赤岳鉱泉前のアイスキャンディです。
今回、弱気の虫が首をもたげながら登り始めましたが、無風、快晴、アイスバーンがないという
好条件の中で山頂を踏むことができました。登山はどんな山でもリスクがあり、それに遭遇するときは緊張を強いられますが、それを回避するばかりではなく、準備を怠らずチャレンジする山行もやらなければと思いながら帰宅しました。
KM記