マニアックな山、中央アルプス~念丈岳~
日程 | 2022/09/17 |
山名 | 念丈岳 |
山域 | 中央アルプス |
メンバー | SY(長距離山行大好き)、SY(2022年あつた内で誰よりもエグい山行をこなした)、IS |
目的 | 中止になった山行の代わりに |
本来なら雲ノ平へ行く予定だったこの連休。
まさかまさかの台風襲来で、安全を期して中止となりました。
だがしかし、中止になったからといっておとなしく家に収まっているようなメンバーじゃありません。
土曜日だけなら、天気は持ちそうってことで長距離山行大好きなSYさん提案の念丈岳へ日帰り山行に行ってきました。
登山口駐車場へ前日入り
山行計画を作ってくれたリーダーのSYさん(長距離大好きな方)。
計画書の歩行予定時間は朝5時に歩き始めて、夕方4時に下山予定。
・・・日帰り山行ってこんなにハードでしたっけ?
ということで、前日夜に出発して登山口の駐車場で仮眠を取ります。
登山口の駐車場はそこまで広くはないものの、それなりにスペースがあり綺麗な仮設トイレが2つ設置されていました。
朝の4時に起きてみれば、空は晴れていてまん丸な月と星がとっても綺麗です。
駐車場はというと私たちの他に1組が仮眠をとっていて、朝の準備をしている間に2台の車がやってきただけでした。
それだけあまり知られていない山域なのでしょうか。
チラッと見える朝焼けに感動
出発する頃には空が明るくなり、空が燃え始めてとても綺麗でした。
ちなみに、駐車場には仮設トイレが2つ設置されており、トイレ内はとても綺麗でトイレットペーパーも設置されていたので整備をして頂いていることに感謝です。
まずは小八郎岳へ
まずは小八郎岳へ登ります。
この小八郎岳は小八郎が成長していく様を見ながら登っていくことが出来るので、景色が見えない樹林帯でも楽しませてもらいました。
小八郎岳までは比較的に歩きやすくて、1時間ほどで登ることが出来ました。
山頂は切り開いており、目の前には南アルプスがドーンとそびえていてとても素敵な景色が広がっています。
手軽に日帰り山行を楽しみたい人には小八郎岳までがオススメです。
小八郎岳山頂は切り開いており、南アルプスがドーンと綺麗に見渡せました。
烏帽子岳までは急登
小八郎岳から烏帽子岳までは急登が続きます。
登りでは足にくる急坂、下りでは気が抜けない急坂なので小八郎岳ー烏帽子岳間は気を抜かずに歩きます。
セキナギ
山肌が大きく崩落したナギと呼ばれる地形だそうです。
ロープが張っていない箇所もあるので、ここは注意して通ります。
ヒカリゴケ
なんとなんと、ヒカリゴケを見つけることが出来ました。
朝日に照らされた蜘蛛の巣の向こう側なので、分かりにくいけどコケが綺麗に光っていました。
烏帽子岩
直登コースはこの烏帽子岩を登りますが、今回は迂回ルートを歩きました。
剱岳で岩場にすっかり縮み上がったISの希望で迂回ルートを行きましたが、SYさん(乳製品大好き)いわく劔岳の岩場に比べたら大したことがないそうです。
直登コースを登ればよかったかな・・・なんて思いつつ、烏帽子岩に登ってみます。
烏帽子岩に登ってみたら、景色がよく見えてとても綺麗でした。
どんよりとした曇天も、風情を感じさせる景色にしてくれました(と、感じているのは私だけなのでしょうか・・・)
烏帽子岩から烏帽子岳山頂はすぐに到着します。
烏帽子岩で景色をしっかりと見たので、ここでは看板だけ写真に収めて次のピークに歩きます。
池ノ平山へ
烏帽子岳から池ノ平山までは危険はないものの、ダラダラと地味なアップダウンが続きました。
「眠気との闘いだった」と二人のSYさん'Sが言うほど、地味にダラダラとしたアップダウンでした。
池ノ平山山頂は広々してた
池ノ平山は切り開いており、SYさん(風呂上りは絶対牛乳!)は以前この池ノ平山でテントをたてたとか・・・
たしかに、ここでテントを張ったら気持ちが良さそうです。
念丈岳へ
池ノ平山から念丈岳までのルートは笹が生い茂ってる
池ノ平山から念丈岳までは、かなり熊笹が登山道を覆いかぶさっていました。
SYさん(朝はヨーグルトは欠かせない)が以前念丈岳を訪れたとき、ここまで笹が茂っていなかったようです。
コロナ渦で登山者が減ったことで、登山道がすっぽりと覆われてしまったのでしょうか。
生い茂った熊笹は荷物を取られるので要注意
生い茂った熊笹は油断をしていると、ポケットに入れたものを持っていきます。
上の写真のSYさんのザックポケットにしっかりと入っているマップは、熊笹に引っかかってこの後すぐ落ちます。
また、ISのカメラもいつの間にか笹に盗られてしまい、山頂で気づいて焦るということがありました。
熊笹が生い茂っているときには、荷物に注意が必要なようです。
念丈岳山頂は切り開らかれている
天気が良いとは言いづらい景色ですが、念丈岳の山頂は切り開いていてゆっくりと景色を見ながら休憩することが出来ました。
最後に
念丈岳までだとなかなかタフなルートでした。
体力が無いISは寝不足と急登で途中から気持ち悪くなってバテてしまいましたが、トレーニングするにはとてもいいルートだと思います。
マニアックな山だけど天気が良ければ景色も綺麗な山なので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。