初秋の尾瀬

日時:2022年9月13日から15日
メンバー:H.U、K.M(文責)、会員外2名

5年前に初めて尾瀬に行ったときには燧ヶ岳に登りましたが、尾瀬ケ原の向こうに見える至仏山までは登る時間がなかったためいつかは登ってみたいと思っていました。
9月の連休に計画を立てようかと思いましたが、小屋の予約が取れず、平日の山行に行ける方と4名で初秋の尾瀬を計画しました。
一泊目は至仏山荘、二泊目は東電小屋に泊まりましたが、ともに宿泊者は十数名でスタッフの方も余裕があり、私たちとの雑談にも応じてくれました。

≪コースタイム≫
9月13日 
名古屋 ⇒戸倉駐車場 ⇒鳩待峠 ⇒至仏山荘
6:55  13:20  14:00 15:10
9月14日 
至仏山荘 ⇒至仏山 ⇒小至仏山⇒鳩待峠 ⇒東電小屋
6:35  10:20  11:00 12:50 16:00
9月15日
東電小屋 ⇒竜宮 ⇒至仏山荘 ⇒鳩待峠  
6:55  7:40  9:00  10:20

戸倉の駐車場に車を停めて、バスで鳩待峠に来ました。休憩所前で話しかけてきた地元のタクシーの運転手さんがここ数日は暑いと言っているほどで、ここの自動販売機はありがたかったです。

鳩待峠から50分ほどで至仏山荘に着きます。今日は空いているからと個室を準備してくれました。お風呂にも入れました。タオル付です。食事も良く、ちょっとした旅館の感じでした。2泊目の東電小屋も同じ東京パワーテクノロジーの経営ですので、同様の内容でした。

夏の花と秋の紅葉の狭間でしたので少し寂しい風景でしたが、トリカブトの花は所々で見られました。

至仏山荘から研究見本園を通り、左手の至仏山を目指します。

山頂まで標高差850mを一定の斜度でまっすぐ登り、蛇紋岩の登山道は滑りやすく結構しんどい登りでした。

至仏山山頂には50センチ角の巨大な山頂標識が立っています。平が岳、越後駒ケ岳、谷川岳、日光白根山など360°ぐるっと見渡せます。

至仏山山頂から見た尾瀬ケ原の向こうの燧ケ岳

至仏山からは小至仏山を経由して鳩待峠に下り休憩所で4人ともコーラを飲んで一息入れます。再び至仏山荘を通り、尾瀬ケ原に入り東電小屋に向かいます。
池塘に映った燧ケ岳を狙いましたが、さざ波が消えず逆さ燧ケ岳とはいきませんでした。

東電小屋の周囲はクマが出やすいということで、クマ除け鈴を鳴らし、周りをきょろきょろしながら歩きました。小屋の方に聞くと7月8月は週に1回は目撃情報があったとのこと。

翌朝、東電小屋の周りは霧に包まれていましたが、一瞬虹が見えました。

東電小屋から竜宮の分岐を経由して、至仏山荘に戻ります。ウラジロが少し色づいています。

至仏山荘の手前は草紅葉が進んでいました。

天気が心配でしたが、3日間とも天気が良く、尾瀬ケ原や山頂からの展望を楽しむことができました。今年後半から毎日会社に行く必要がない身分になり、平日の山行に行けるメリットを実感した今回の尾瀬でした。