今季初の雪山~大日ヶ岳~

日程:12月29日(金)

山域:高山・郡上

メンバー:CL/会長、HS、SM、HS、YH、SI(記)

会長からのお誘いで、今季から雪山を始めるメンバープラスαで雪山を楽しんできました。

例年に比べると雪が少ないようですが、それでも人が歩いてるルートから足を外せば膝上から腰まで埋まってしまうほどの雪はありました。

フカフカな雪に、風も無くて最高のコンディションで雪山デビューをしたメンバーの様子をご覧ください。

ゴンドラで上まで上がる

今回は高鷲スノーパークよりゴンドラに乗って、文明の利器に頼りながら上まで上がっていきます。

スキー場はたくさんのスキー客で大変賑わっており、ゴンドラも行列になってました。

いまからゴンドラに乗ります

スキー客に不思議な目で見られながら身を小さくして、ゴンドラに乗ること10分ほどでしょうか。

あっという間に標高1550mの地に降り立ちました。

雪に足をとられながら歩く

スキー場横から登山道となります。

最初は傾斜が緩やかだしってことで、アイゼンは装着しないで歩き始めました。

雪が思っていたよりもフカフカで、少し足を踏み外すと太ももまで足が沈みこんでしまう状態だったので雪山初めてのメンバーたちはキャーキャー・・・いや・・・

「ぐヴぉぉぉぉぉぉ~~~!!!」

「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~~~~~~!!!」

「ぐヴげぇ゛ぇ゛ぇ゛~~~~~!!!」

「もう・・・いや゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~~~~!!!」

メンバーの大半が女性だったはずなのに、地獄の底からの叫び声のような奇声を足が沈み込むたびに発しながら歩いて行くメンバーたち。

必死な顔、そして後ろの方でひっそりと足を雪に取られているのが分かるだろうか

とても楽しそうです。

大丈夫だろうかと心配そうに見守る会長

気持ちのいい稜線あるき

まだ、アイゼンは装着しないでゆっくりと登っていきます。

踏み外すと足が沈み込むから、目線はつねに足元にいってしまう

この辺りから太陽が出てきて青空になっていき、青と白の世界で美しくなってきました。

空に向かって歩いて行く感じ

足元から目線を上げてあたりを見渡すと、とても綺麗な景色が広がっていました。

奥の方の山々まで白い

大日ヶ岳山頂

上記の写真のあたりでアイゼンを装着して、山頂への急坂を登りました。

急坂を登るのは大変です

急坂を2回ほど登ったあとだったでしょうか。

突如、山頂が見えてきました。

あっという間に山頂

1時間30分ほどで山頂に到着しました。

例年ならこの山頂表札がもっと雪に埋もれているので、今季は雪が少なめなのでしょうか。

この日はそんなに風も無かったので行動食を食べつつ、写真を撮ったり景色を眺めたりして15分ほどのんびりと過ごします。

なんとか山頂に着きました
山が白くて美しい

今季はじめての雪と綺麗な景色で、嬉しくてテンションが高いメンバーたちは山頂ですこーしだけはしゃぎます。

結構、はしゃいでんな
我々が山頂で一番はしゃいでました

山頂でひととおりはしゃいだら、早々に下山しました。

気を付けて下山します

下山

下山でも足が太ももまで沈み込むたびに、地獄の底からの絶叫のような奇声を発しながら下りていきました。

奇声が聞こえたので振り向いたら、雪にはまってた
青空と白い雪の世界

青空バックの雪山がとても美しいなと下りてきたルートを眺めて、これから下りてゆく方向へ振り向くとHSさんがアイゼン引っかけて転んでました。

アイゼン引っかけちゃった

下山でアイゼンを引っかけると結構危ないので、アイゼンを引っかけないで歩くように意識が必要ですね。

滑落停止姿勢とラッセル練習

スキー場まで無事に下山してきたら、会長とHSさん指導のもと斜面で滑落停止姿勢とラッセルの練習を少しだけしました。

会長の滑落停止姿勢の見本を

いい感じの斜面があるものの、雪がふかふかすぎてまったく滑りませんでした。

全然すべらない

なので、滑落停止姿勢の練習だけをしました。

土下座の練習じゃないよ

雪に足を蹴り込む練習もしました。

会長による蹴り込みの見本

このあと、HSさんによるラッセルの練習も行いましたがラッセルに一生懸命で写真はありませんでした。

ひととおり練習したら、ゴンドラに乗って駐車場まで下山しました。

お疲れ様でした

まとめ

会長より今季から雪山をはじめたメンバーたち中心に大日ヶ岳へ連れて行ってもらいました。

今季は暖かくて雪が少ないとのことで雪があるかななんて心配していたものの、大日ヶ岳はそれなりに雪がありふかふかな雪を楽しむことが出来ました。

初めて雪を歩くメンバーたちは2週連続でアイゼントレーニングを行ったものの、実際に雪を歩いてみると足がいきなり雪に沈み込んで上下運動も加わるので歩きづらさを実感したようでした。

「雪山は体力が必要だよ」

そう言われていたメンバーたちは実際に雪の上を歩いてみて、それを改めて実感したのではないでしょうか。

今季から雪山を始めたメンバーも、まだまだ雪山初心者の筆記者SIも少しずつ経験をつけて雪山を楽しんでいきたいと思います。