沖縄ロック

山域 沖縄

日程 11/23〜26

メンバー KY(記) 静岡労山他(会員外)9名

小川山で知り合いになったKBさんにお誘い頂き、沖縄にクライミングに行って来ました。沖縄でクライミングというのは今回のお誘いまで私には経験が無く、そもそも沖縄にすら行った事なかったので、誘われるがままに沖縄クライミングに参加して来ました。

初日中部国際空港に6:30集合。11月も下旬、名古屋は結構寒いが、沖縄は20℃以上、着て行く物にとても悩みとりあえずTシャツにフリースを着て空港に。静岡労山のメンバーと落合い、出発ロビーへ。すると2年前に沖縄クライミングに行ったメンバー何名かはアロハシャツに着替えていた。今回はLCC利用で、搭乗口が遠く結構歩かされたが、飛行機に乗る手前は少し外を歩き、アロハシャツメンバーはとても寒そうだった(笑)

沖縄までは2時間半のフライト。結構長い。今年の2月に北海道に行った際、帰りの便が欠航で陸路で帰った記憶がまだ新しく、行く前に就航率を調べたが、沖縄は台風の時期でも就航率がかなり高かったので、不安は特になかった。仮に欠航になったら陸路はないので諦めて屋久島にでもクライミングに行ってしまおう(笑)

沖縄に到着。気温24℃。カラッと晴れていて雲の流れも南国模様。南国特有の雰囲気に心が徐々に解放されていく感じに。まずは、レンタカーを引き出しに空港からレンタカー店へ。タクシーから見る街並みが沖縄独特の建物雰囲気に心が躍る。

スタバにはクリスマス仕様のシーサーが

レンタカーを引き出したら、腹ごしらえでソーキそばを食べて、初日の目的地の残波岬へ。

海の色は琉球ブルー
岩場取付きまでは懸垂下降

残波岬は懸垂で降りたところから右側がデンタルウォールでグレードも入門的な感じで、左側は被り気味でグレードも5.12前後。取り付いた時間も午後も大分回っていたので、軽めに登ることに。

岩質は琉球石灰岩
ZampaCrack
左 ZampaDecsent 右 Squeeze
鳳来クライマーのKZさん
デントウォールレフト

琉球石灰岩は波で抉られてトゲトゲしく、結構尖った箇所があり、ホールドを掴む際に気を使う。私が登ったのはZampaCrack。上部にクラックがあり、いつもだったらクラックがあれば躊躇なくジャミングするのだが、中もトゲトゲしくなっており、手を突っ込む気になれなかった。これから宿泊地へ移動しなければいけないため、また、岩場から10名の登り返ししなければならず皆1〜2本くらい登って終了。

今回お世話になったメンバー
今回の宿と車

3泊する宿はコテージ。10名いるので隣接する2棟を使用。残波岬の帰りにスーパーへ寄り買い出しをして宿へ。今回のメンバーは皆お酒大好き。酒豪もいらっしゃるとの事で、翌日に影響なく飲めるかとても心配。

やはり沖縄に来たらオリオンビール
種類も豊富

心配もよそに、初日の移動の疲れもあり、案外平和に布団に入れました(笑)

大石林山と辺戸岬宇佐浜

2日目、移動の疲れも抜け、丸一日使い沖縄でルートが多い本島最北端の辺戸岬宇佐浜へ。ルートは入門グレードから高グレードまで幅広く、何年か前にも新しいルートが開拓されており沖縄で1番人気の岩場。

駐車場から宇佐浜の途中にあった沖縄のお墓

辺戸岬宇佐浜の岩場
左 case of the crabbies 右 puffy pufferfish

満潮に近づくと登れなくなるので最初は波打ち際にあるaquarium wallへ。最初はpuffy pufferfishにトライ。左側のオレンジ色の岩質の方が面白いらしいが、易しそうな右のラインに逃げてしまった。KBさん曰く左側の方が良いと言っていたが、ボルトが遠く怖そうだった。

左 puffy pufferfish 右 laybackrobster

皆でトライしたlaybackrobster。これも左岩に乗り移るギリギリまで右側をレイバックで行くのだが、結構早々に左の岩に移りメンタルの弱さが露呈してしまった。

KBさんは難なくオンサイト。
aquariumwallを遠めからMSさんに撮ってもらう
足元の水中はこんな感じ
出だし核心の「初日の出」

昼前からアンダギーウォール、アンダーウォールに移動。KBさんが「初日の出」にヌン掛けしてくれて皆でトライ。薄被りの出だしが向きの悪いカチで、皆で落ちまくりました。追い込まれてから人間のせいか最後の回収便でのトライでなんとかレッドポイント。

左 初日の出  右 シークワーサー
シークワーサーをレッドポイントするIDさん
KZさんもシークワーサーをレッドポイント

アンダーウォールにある私の今回の目的としていた課題のブエノチキンは無事オンサイト。コーナーを使うと確かにお買い得。

ブエノチキンも皆でトライ
アンダギーウォールとアンダーウォール
1番人気の「うるま」にトライ中のKBさん
今回1番年上のMZNさんのリードトライ

1番年上のMZNさんは私の年齢の1.5倍ほどだが、チャンスあれば果敢にリードトライ。ぜひ我が会のクライマーにも真似して欲しい。ある方曰く、「10本のトップロープよりも1本のリードトライの方が価値が上」まさにそれを彷彿させる登りだった。

ハーフドームボルダー登るボルダラーのSGさん。

宇佐浜を登り終え、買い出しをして宿へ。

そして今宵もオリオンビールにワイン、そして泡盛と。メンバーの割には飲み過ぎず、程良い酔いで布団についた2日目の夜でした。

3日目、風が強く波も高めだが、辺戸岬方面へ向かう。偵察がてら途中にある座津武の南壁に寄ってみることに。思いの外、風や波の影響もないため、ここで登る事に。

見た目ほど波の影響はない
アップでファーストステップトライ中のFSさん

座津武の岩は硬質砂岩で私は初めて触る岩だが、サラサラ滑るのかなとのイメージだったが案外フリクションは効いている気がした。2年前に来たメンバー曰く、当時は雨上がりで滑り登れるものではなかったそうな。今回は状態は良いとの事で、登れなくても岩のせいには出来なさそうだ。

IDさん沖縄初の5.11のうむやーを2便目でRP

KBさん前回染み出し滑りで登れなかったうむやーをサクッとレッドポイント。

ボルダラーのSGさんも綺麗なムーブでフラッシュ

そして私はファーストステップでアップしたあと、ちゅーばーにトップロープでトライ。皆が悪いと言っていて、確かに悪かったがテンションかけながらホールドを探ったところ手応えを感じ即この課題にロックオン。回収便を買って出てしばし休憩。皆が沖縄初のイレブンのうむやーが面白いというのを聞きつつ、皆がちゅーばーをやり終わるのを待っていざトライ。ポイント2箇所を集中してこなし2便目でレッドポイント。私の今回の最大の収穫となりました。

昼頃に撤収してランチに。国頭港食堂は「泳魚中」だが並んでいたので、目の前にあるビーチで少し波と戯れてから皆で新鮮な海鮮丼を頂きました。

砂浜と海の色のコントラストがまさに南国

そして食後はBLUESEALへ。

BLUESEALを後にしてその後はオリオンビールに工場見学。この日は休日で生産ラインが止まっていましたが、生産ラインの見学ツアーに参加して美味しい出来立てのビールを堪能しました。

3日目の夜ももちろんオリオンビール。明日は帰るだけなので心ゆくまで飲んで語って午前様。

4日目は11時のフライトなので、本殿はまだ修復中ですがせっかくなので首里城に寄りました。

本州にあるお城とは雰囲気が違いました。

遠浅の島々

首里城を後にしレンタカーを返して那覇空港へ。登って飲んで観光してのあっという間の3泊4日でした。沖縄でのクライミングは初でしたが、行く前に良いとは聞いていましたが、行ってみて分かりましたが、クライミングだけでなく、沖縄での観光も含めてのリゾートクライミング。最高に楽しめました。クライミングもまだやり足りない感はありましたが、それは次回?!のために残しておこうと思います。今回の企画から宿の手配までしてくださったKBさんには感謝しかありません。ありがとうございましたm(__)m