裏剱縦走〜室堂から黒部ダムへ①

日程:2021/7/30-8/2
山域:北アルプス北部
山名:池ノ平山(2,561m)
メンバー:CL/NM(記)、YE

ずっと憧れだった裏剱岳を見てきました。
11年前、同じコースで目指したものの、真砂沢から仙人新道へ向かう途中で雨敗退。今回、ようやくリベンジを果たすことができたレポートです。

縦走の始まりは室堂から。素晴らしいお天気で、気分もルンルンです。

雷鳥沢のテン場を過ぎ、まずは剱御前小屋を目指して雷鳥坂を上がります。

剱御前小屋に着いた頃にはガスガス。まあ、涼しいからいいねと剣沢小屋へ向かいます。

剱沢で雪渓の情報を確認。いよいよ、本日の核心、剱沢雪渓に差し掛かります。

去年の秋に計画した時は、この雪渓が消えてほぼ夏道になっていたそうですが、今年はまだしっかりしているので、けっこうさくさく歩けます。
でも、そこそこ傾斜もあるので念のため軽アイゼンをつけました。

長い雪渓歩きが終わり、真砂沢ロッジが見えた時はホッとしました。

真砂沢ロッジは小屋主さんが変わっていました。今回も山の経験豊富な穏やかな小屋主さんにすっかりお世話になりました。

明日歩く仙人新道への道を確認し、おいしい食事をいただいて就寝

翌朝、仙人新道への道はまずは雪渓歩きから。けっこう雪渓に慣れたのでアイゼンなしでも歩けるようになりました。

ハシゴ段乗越との分岐。仙人池方面に進みます。

難所のへつり箇所。鎖はありますが、足元がかなり細くてちょっとやな感じです。ちょうど向こうから元気な若者が来て、水流が多くてわたしたちが少し迷っていた取りつき部分のムーブをご指導いただき、無事クリアできました。thanks! (^^)

二股の吊橋。以前はこのあたりで雨敗退だったなぁ・・・

橋を渡ってから河原を少し進み、いよいよ仙人新道の急登です。

ふうふう言いながら登って、ようやくたどり着いた三ノ窓雪渓の展望地。
これが日本の氷河です。

わりと早く着いたので、仙人池ヒュッテに寄り道することにしました。

かの有名な仙人池ヒュッテ。厳しい環境にあるからでしょうね。かなり痛んで傾いていました。

ちょっと雲が多いものの、仙人池に映る裏剱も無事ゲット。
これが紅葉だとまったく違う景色なんだろうなぁと思いを馳せつつ、本日のお宿「池ノ平小屋」に向かいます。

いったん仙人峠まで引き返し、山腹をトラバースすること40分ほど。ようやく池ノ平小屋に到着しました。

ここは「剱岳 点の記」のロケ地でもあったんですね。

ガスガスで何も見えません。ホントならこの先に裏剱がドーン、下方には平ノ池が見通せるはずなんですが・・・

ということで、平ノ池に降りて行ってみました。ガスならガスで、なかなか風情があります。

池から戻ると、夕飯前に池ノ平小屋名物の五右衛門風呂。今年初めての1番風呂に入れていただきました。もちろん、ビールをお供に♪
「五右衛門風呂にカーテンなんて要らん!」と言いながらも、しっかりカーテンをつけていただいたので安心して入れました。(笑)
この小屋には内湯もあり、山でお風呂に入れる贅沢を味わいました。

翌朝は良く晴れました。裏剱岳がばっちり見渡せます。モンローの唇も怪しく笑いかけています。さあ、早く池ノ平山に登らないと!

裏剱縦走〜室堂から黒部ダムへ②

裏剱縦走〜室堂から黒部ダムへ①” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。