夏山合宿Dパーティ・小仙丈沢~仙丈ヶ岳
日程:2015年8月22日~23日
目的:トレーニングを通して遡行技術とメンバーシップを磨き、3000m級の山を沢から登る。
メンバー:S.S、T.H、Y.E、K.K、K.T、Y.F、M.I(投稿者)
合宿で南アルプスの小仙丈沢に行ってきました。
台風の影響が心配されましたが、雨に遭うことなく快適に遡行し、小仙丈カールから仙丈ヶ岳の山頂を踏んで、北沢峠に無事下山しました。
1日目、仙流荘からバスに乗り、北沢峠で乗り換え野呂川出合で下車しました。
暫く林道を歩くと・・・。
これから登る小仙丈沢が見えてきました。大滝が2つひかっています。
小仙丈沢に懸る小橋に到着しました。沢靴に履き替え入渓します。
「行くぞ小仙丈沢、エイエイオー!」
入渓して暫くは流木が沢を塞ぎ、中々前に進めません。
最初の滝です。
先行パーティの先にオレンジのテントが見えます。今日のテンバは満員御礼のようです。
平らなところは全て先行者がテントやタープを張っていたので、傾斜地をならし、タープを張るための木を立て、細引きで固定します。
タープ一張りと、ツエルト一張りが今宵の宿です。
まずは「カンパーイ!」
楽しい夕餉の時間です。
沢の音を聞きながら、静かに夜は更けていきました。
2日目、明るくなるのを待って出発します。北岳がくっきりと姿を現しました。
F1です。右から巻きました。
この沢の核心F2です。
本流は登れそうにありませんでしたので、左の枝沢をザイルを出して登りました。
左右の滝の間の小尾根を登り、途中で左の滝に取りつきます。
7人が効率よく登るため、ザイルを2本出しました。
大滝を2つ登ってほっとひと息。南アルプスの山々が見えます。
この後は小滝をどんどん登っていきます。
滑らないように確実に足を置いて登ります。
青空が見えます。カールに着くまでお天気が持ちますように・・・。
トイ状6mの滝が現れました。これが最後の滝です。
源頭部に近づき水が枯れてきたので、下山用の水を汲みます。
カールが近づいてきます。
小仙丈カールです。稜線には多くの登山者がみえます。
沢装備を解き、ハイマツの切れ目を選んで登山道を目指します。
がれ場を落石を起こさないように慎重に登ると・・・
やった~。登山道2880m付近に出ました。
ここから山頂までは25分です。山頂には多くの登山者がいました。
会旗を出して記念撮影です。
時折ガスの間からカールが見えます。さあ、下山です。
小仙丈岳でひと休み。展望はいまいちで甲斐駒ヶ岳はガスの中です。