白川郷、山スキー合宿。三方崩山、弓ヶ洞谷左俣ダイレクトライン。
日程:2021/2/14
山域:両白山地
メンバー:石原、他会員外4名
こんにちは、石原です。先週末は有給を取って4連休で、白川郷を滑りこんできました。
パタゴニアのMovieに触発されたメンツと、異様な昇温の中、その中でも楽しめるラインを探してきました。
この日は合宿最終日のバレンタインデー。
前日の山行から、北面は良い雪が残っている確信が持てたので、ピックアップしていた中から北側の斜面を選びました。
降雪からは4日近く経ち、沈降し切っていたのでスティープライン、その中でも記録があった弓ヶ洞谷左俣のピーク近くから落ちるラインをターゲットにしました。
滑ったのはこのライン。
一つ東側は記録もあり、当初そちらを狙っていましたが、図らずも記録の無い?少ない?隣が良いコンディションでした。
登路は弓ヶ洞谷右俣から。雪が落ち着いてさえいれば広くて登りやすい谷です。早出して早めに通過。
稜線に出てからは白山周辺の斜面を見ながら西面をトラバースします。
奥三方岳へ行かれた方のトレースで楽をさせてもらえました。ありがとうございます!
頻繁に稜線に上がっては滑るラインを確認します。
一度頂上を踏んでからドロップポイントを探ります。当初、登路を東の尾根にしようかと悩みましたが、こちらはなかなかスキーでは難儀しそうですね。
偵察の結果、雪質もエントリーも問題なさそうだったので滑走準備です。
石原ともう1人は稜線の一番上から、他のメンバーは肩のエントリーしやすいラインをとり、撮影も頼みます。
出だしは板を縦にしてクラックをジャンプ。その後は快適な雪質を叫びながら落としていきます!
安全地帯まで降って、後続を呼ぶ無線を入れると上には彩雲が
その後は南面からの雪崩に警戒しながら一気に標高を落としていきました。
上から800m近く良い雪が保存されていて、歓喜の声が上がっていました。
いかつい三方崩山ですが、まだまだラインは取れそうです。
最後は記念撮影でフィニッシュ!
最終日に相応しい、チャレンジングで爽快な一本でした!